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論文の読み方や探し方がよくわからないという方へ

多くのセラピストが臨床に出たら患者様のリハビリ方法について、インターネット上で論文を探したという経験をしたことがあるのではないでしょうか。 論文は先人たちが研究してきた成果であり、多くのエビデンスをもとに治療方法を紹介したものです。 その論文には様々なデータが利用されており、そのデータをどのように読むかが重要になります。 私自身も論文をよく読んでいましたが、論文というものがどのように書かれているのかがよくわからず、結果的に結論や考察の部分のみを読んでいるという状況でした。 しかしながら論文の書き方、読み方を実際学べる場というものは少ないと感じている方も少ないのではないでしょうか? なぜ論文の読み方を学ぶべきなのか、それを今日は解説してみたいと思います。   研究の方法や読み方はすでにあなたも学んでいると知っていますか? 研究と聞くと、なかなか難しいものという先入観がある方もおられると思います。しかし、研究は難しいものではなく、私達も常日頃からその思考過程を経て患者様のリハビリを行っているのです。   患者様の問題点について仮説を立て、検証し、再検討する   この過程について、データをまとめたものが論文になるのです。 このデータをまとめたもの、の読み方が私自身とても難しいなと感じるのですが、あなたはどうでしょうか?   こうした考え方は私たち自身が常日頃から行っているものであり、臨床の中でさまざまな情報を統合したものが論文として発表されています。   今後も長いセラピスト人生において、多くの論文を読むことでしょう。それであれば、早いうちに論文の読み方を知っておきましょう。 特に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のあなたが論文の読み方が分かれば、 目の前の患者さんに当てはまる研究結果なのか判断できるようになります。当然、結果が出せるセラピストになります。 もし今日の内容に興味があるのであれば、ぜひこのセミナーをチェックしてみてください。   医療従事者のための臨床研究入門|論文の読み方、探し方、まとめ方   講師:鈴木 雄太 先生 九州栄養福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科...
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整形外科疾患だからこそSpO2が低下している理由を考えよう

整形外科疾患のリハビリを担当したことがないという方は少ないと思います。 こうしたリハビリを進めるにあたって、あなたはなぜ整形外科疾患なのにSpO2が低下しているのか?という疑問に対してきちんとアセスメントを取れていますか? 実は整形外科疾患であっても、SpO2が低下してくることや、呼吸苦症状など心疾患の症状が現れることは少なくありません。 どちらかというと運動負荷量を高める必要があるからこそ、より注意してSpO2が低下している理由についてアセスメントを取らなければいけません。 今日はその理由について考えてみたいと思います。    整形外科疾患のSpO2が低下している理由を考えよう 整形外科疾患は、様々な基礎疾患を抱えていることは少なくありません。 心疾患や呼吸器疾患、糖尿病、代謝性疾患など様々な疾患が影響しあい 骨折などの整形外科疾患を患っているといっても過言ではありません。   例えばコレース骨折を呈する疾患は、心疾患や糖尿病などの基礎疾患を有しているというデータもありますし、こうした疾患の論文を検索すると、必ずと言っていいほど基礎疾患がついて回ります。 そのため、整形外科疾患のリハビリを進めるうえで、運動負荷をかけていくためには心疾患や呼吸器疾患の影響を考えてリハビリを進めていかなければいけません。 また、糖尿病疾患を有している場合は骨粗鬆症が進行しているため、ちょっとした運動負荷量の間違いで、リハビリ中にアクシデントを引き起こしてしまう可能性も考えらます。   あなたが考えている以上に整形外科疾患を担当するためには、こうした内科系疾患の影響を考える必要があるのです。 ここまで解説すると、整形外科疾患を担当するためにはSpO2が低下している可能性はきちんと評価していく重要性を理解していただけたのではないかと思います。   こうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピストのためのフィジカルアセスメント|整形疾患でもSpO2を徹底して管理する理由 講師:早山 敏弘 先生 坂出市立病院 / 理学療法士 / 認定理学療法士(運動器、循環)  ...
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がん患者様のリハビリニーズは年々高まっている理由とは?

年々がん患者様に対するリハビリのニーズは増えており、療養病棟やホスピス病棟だけでなく、訪問現場でもがん患者様は増えてきたなと肌で感じています。 病院に入院しなくても、在宅でがん治療をしながら日常生活を営むという患者様はおられるため、訪問現場で働くセラピストにとって、がん患者様のリハビリに対する知識はとても重要になりつつあります。 がん患者様が日常生活を安全・安心に営むことができるように、運動量を確保し、食事や服薬などを適切に取れているかどうかを定期的にチェックする、そのための知識は看護師だけでなく理学療法士屋作業療法士などのリハビリスタッフも覚えておくべきなのです。   その理由について今日は解説してみたいと思います。   訪問現場でもがん患者様は増えている 大阪府の統計だけで考えても、大阪府のがんセンターの調査によると年々増加傾向にあるという試算が出ています。 高齢者の増加に伴い、がん患者様は増えているというのが予測結果になるのでしょう。確かに高齢者の増加に伴い、地域の中で介護ニーズが増加しているのは肌で感じていますが、がん患者様も年々増加傾向にあるようです。   そうなるとリハビリの中でもがん患者様を担当する機会は増えてくるといっても過言ではありません。がん患者様のリハビリを担当するうえで重要なのはどのような治療を行っているのか、日常生活の中での活動量は確保できているのか、食事はしっかりとれているのかを把握するだけでなく、運動負荷量が過負荷にならないように設定するということもリハビリのを行う上では重要になります。 こうした知識はなかなか勉強する機会は少ないかもしれません。 しかしケアマネジャーも来年度から難病マネジメントというカリキュラムが始まるように、理学療法士や作業療法士においても、難病やがん患者様のリハビリにおける進め方は学んでおくべき内容になってきているといっても過言ではありません。   もしこうしたセミナーに興味があるならこちらのセミナーをチェックしてみてください。   高齢がん患者に対する予防的リハビリテーション 講師:井上 順一朗 先生 神戸大学医学部附属病院 国際がん医療・研究センター  理学療法士   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。  
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急性期における栄養状態の把握方法とは?

リハビリにおいて栄養状態の把握はとても重要な要素です。 急性期であれば、看護師や医師が常にデータを把握して患者様の健康把握を行っているため、セラピスト自身で患者様の健康把握を行うことは少ないかもしれません。 しかしながら、栄養面についてどのような治療を行っているのか、どのような考えを多職種が持っているのかを理解することは、患者様のリハビリの進め方にもかかわってくるのです。 もしあなたが急性期で働いているのであれば、今日の内容をぜひチェックしてみてください。   急性期における患者様の栄養面の把握方法とは? 急性期における患者様の栄養面の把握方法はとても重要になります。 それは他職種がどのように治療をしているかを理解し、その治療内容を理解したうえで運動負荷量を設定していかなければいけません。 急性期は重篤な患者様が多く入院しており、リハビリテーションの対象となることがよくある。例えば、脳卒中や外傷、手術後の患者様などが挙げられる。これらの患者様はしばしば栄養不良に陥りやすく、栄養状態が回復のスピードと品質に直接影響を与えることが分かっています。    そのためリハビリ職種としては、どの栄養素が足りていないから補充されているのか、どのようなトレーニングを選択すべきなのかをリハビリ栄養学を学ぶことで選択できるようになります。   こうした栄養学の知識を学ぶことはリハビリの進め方を理解するためにとても重要になりますので、ぜひエポックセミナーで学んでみてくださいね。   今日の内容について興味を持っていただいているのであればこちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピストのための病期別栄養学的フィジカルアセスメントのすすめ|急性期編   講師:坂本 陽子 先生 医療法人社団蘇生会 蘇生会総合病院 管理栄養士 ※その他略歴はこちら   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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肩関節周囲炎のリハビリで覚えておくべきこととは?

肩関節周囲炎のリハビリは一日二日で完治するものではありません。 リハビリの中で軟部組織へアプローチし、痛みの無い範囲で動かす、その方法を徹底的に指導して日常生活の中でどのように動かしていくべきかを患者様にわかりやすく教えなければいけません。 こうした治療方法は若手の時にはかなり悩むことも少なくありません。 今日は肩関節周囲炎のリハビリについて考えてみたいと思います。   肩関節周囲炎のリハビリで覚えておくべきこととは? 肩関節周囲炎のリハビリで覚えておかなければいけないことは、肩関節を構成するのは肩関節や肩甲帯だけではないということです。 肩関節は肩甲帯だけでなく、鎖骨で胸郭と接続しており、脊椎の動きにも大きな影響を与えています。 それは逆も同様であり、肩関節を考えるうえで胸郭、体幹、そこから股関節など様々な関節への影響も考えていくべきだということです。   こうした問題から肩関節周囲炎では肩甲骨運動や肩甲骨周囲筋活動にも異常が生じるため、そのためのアプローチも重要になります。そのための評価や適切な運動を行うためのトレーニングについてエポックセミナーでは学ぶことができます。   また、肩関節の動きと体幹の機能をリハビリの中で解決していこうとするとなると、患者様自身の日常生活を改善させていくことも考えなければいけません。   となると、患者様自身に自主トレーニングを徹底的に学んでいただかなければ、 自主トレーニングは難しいといっても過言ではありません。 その方法についてもエポックセミナーでは学ぶことができます。   こうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピスト向け肩関節の機能解剖から診る肩関節周囲炎のリハビリ|肩甲骨の運動異常に対するアプローチ   講師:井尻 朋人 先生 医療法人寿山会 喜馬病院 法人リハビリテーション部 部長 (公社)大阪府理学療法士会 理事 ※その他略歴はこちら    ...
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足部機能の破綻が頭痛を引き起こす理由について解説します。

頭痛は私たちの日常生活において非常に不快な症状の一つですが、その原因は様々な要因によって引き起こされることがあります。 特に、足部の内側アーチの減少が頭痛の原因となることがあることをご存知でしょうか? 本ブログでは、足部の内側アーチと頭痛の関連性について詳しく探求し、そのメカニズムと対策について説明します。   足部の内側アーチが頭痛の原因になる理由とは? 足の内側アーチは、足の裏側にあるアーチ状の部分で、足の重量を適切に分散し、足の安定性を提供します。 このアーチが正常な形状を保つことは、全身の姿勢とバランスに重要な影響を与えます。 しかし、さまざまな要因により、このアーチが崩れ、平坦になることがあります。この状態を「偏平足」と呼びます。   偏平足の患者様は足部のアーチ構造を利用して自分の体重が床に設置した時の床反力を吸収することができず、身体の各所に負担がかかってしまいます。 こうした床反力は足部のアーチ構造だけでなく、膝関節や股関節、脊柱を構成する椎体一つ一つが協調的に働くことで、脳にかかる衝撃を抑制するのですが、偏平足を呈する患者様は、こうした機能が破綻している可能性があるのです。   そのため頭痛を呈する患者様の足関節・足部機能を評価してみると、偏平足であるという症例を目にすることがあります。   こうした一件関係のなさそうな問題に対しても足部の評価は重要なのですが、なかなかつながらないということも理解できます。 そうした場合はこちらのセミナーをチェックしてみてはいかがでしょうか?   若手セラピスト向け足関節の評価とリハビリテーションの進め方 講師:為沢 一弘 先生京都下鴨病院 理学療法士  ※その他略歴はこちら       ぜひチェックしてみてくださいね。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。  
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痛みの記憶とリハビリ|痛みからの回復への道

痛みは身体のサインであり、病気やケガの警告信号でもあります。 しかし、痛みは脳によって記憶され、慢性的な問題となることがあります。今回は、痛みの記憶とリハビリテーションの重要性について探求し、痛みからの回復への道を考えてみましょう。   慢性疼痛のリハビリの進め方について考える 痛みの感覚は身体の異常や損傷を知らせる重要なメカニズムです。 しかし、痛みの記憶とは、脳が過去の痛みの経験を覚えており、それが新たな痛みに対する感受性や反応に影響を与える現象です。 例えば、過去に経験した怪我や手術の痛みが、同じ箇所に新たな刺激があった場合、より強く感じられたり、痛みが長引くことがあります。   こうした慢性疼痛は患部の問題だけでなく、脳科学的に痛みを理解してアプローチを行っていく必要があります。 痛みの記憶が痛みを慢性化させる一因であることから、リハビリテーションは痛みのサイクルを断つ鍵となります。理学療法士やリハビリテーション専門家は、患者様が痛みに対処し、その記憶を軽減させていかなければいけません。 そのために必要な技術に認知行動療法というものがあります。、認知行動療法を用いて、痛みに対する考え方や行動を改善します。これにより、痛みへの過度な恐れやストレスが軽減され、痛みの記憶を和らげる助けとなります。 他にも痛みの記憶を軽減し、回復を促進するために、適切な運動療法が必要です。理学療法士は患者様の状態に合わせて運動プログラムを設計し、徐々に体力を向上させるサポートをしていく必要があります。体力が向上することで、痛みに対する耐性が高まり、日常生活の制約が軽減されます。   こうした痛みに対するメカニズムや、アプローチ方法について学びたいと感じているのであれば、こちらのセミナーをおすすめいたします。   若手理学療法士・作業療法士向け慢性疼痛の病態とリハビリテーション   金原 一宏 先生 聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 教授   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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慢性疼痛を有する患者様のリハビリの進め方に悩んでいませんか?

運動器疾患のリハビリにおいて、慢性疼痛を有する患者様は少なくありません。 こうした慢性疼痛を引き起こす原因を探るための技術は数々ご紹介させていただいてきましたが、あなたはマッスルインバランスという技術をご存じでしょうか? その人の長年の姿勢や生活習慣、職業、スポーツなどが特定の組織に物理的ストレスが繰り返すことや、持続的にかかることによって損傷することが多くみられます。 こうした問題を解決する方法について、今日はご紹介してみたいと思います。   理学療法士・作業療法士がマッスルインバランスを学ぶ理由とは? あなたも経験したことがあると思いますが、治療後とても楽になりました、と喜んで帰られた患者様が、翌週には痛みをぶり返しているという症例は多くみられると思います。 痛みのある場所を治療し、患者の訴えが一時的に改善したとしても、原因となっている異常姿勢アライメントや異常な運動パターンを改善しなければ、また再発を起こしてしまいます。 関節や、筋、神経というハードウェアの治療で終わらずに姿勢や運動パターンの修正という脳のソフトウェアの治療が必要です。 この痛みや変形を引き起こす原因となる筋緊張異常や筋力低下、その問題点を探す方考え方や治療法を徹底的に学ぶ必要があります。   そのためには様々な勉強をする必要がありますが、マッスルインバランスという技術を学ぶことで、臨床でよく目にする慢性疼痛を引き起こす症状の問題点の追求方法を学ぶことができます。そのため臨床の中ではかなりよく使われているだけでなく、書籍としても数多く販売されています。   五十肩などの慢性的な肩の問題点を考える  肩こりだけでなく、肩関節周囲炎と呼ばれる症状を呈する患者様を担当した経験は一度や二度ではないと思います。 その際にあなたはどこにアプローチをすることが多いですか?   確かに肩関節周囲の問題を調整することは多いと思います。 しかしながら、肩こりの問題点や肩関節周囲炎の問題点は、肩関節に問題がある場合もあれば、ほかの問題点の結果、肩に症状が出ているという考え方もできます。 例えば猫背の患者様で考えてみましょう。 こうした患者様は頭頚部は猫背でない患者様に比べて頸部の伸展角度は増大すると思いますよね。   となると、こうした問題が首のこりや頭痛に影響するというのも理解できると思います。 それと同様に肩こりや肩関節周囲炎の問題はこうした姿勢による問題も考えていかなければいけません。   脳血管疾患においても、整形外科疾患においても、アライメント異常を呈する患者様は多く、その問題点の見つけ方に悩むという方は多いと思います。 そうした患者様のリハビリで悩む方は、ぜひ姿勢のチェックを徹底し、どこに問題があるのかを考えられるようにしていきたいですね。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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