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急性期における栄養状態の把握方法とは?

リハビリにおいて栄養状態の把握はとても重要な要素です。 急性期であれば、看護師や医師が常にデータを把握して患者様の健康把握を行っているため、セラピスト自身で患者様の健康把握を行うことは少ないかもしれません。 しかしながら、栄養面についてどのような治療を行っているのか、どのような考えを多職種が持っているのかを理解することは、患者様のリハビリの進め方にもかかわってくるのです。 もしあなたが急性期で働いているのであれば、今日の内容をぜひチェックしてみてください。   急性期における患者様の栄養面の把握方法とは? 急性期における患者様の栄養面の把握方法はとても重要になります。 それは他職種がどのように治療をしているかを理解し、その治療内容を理解したうえで運動負荷量を設定していかなければいけません。 急性期は重篤な患者様が多く入院しており、リハビリテーションの対象となることがよくある。例えば、脳卒中や外傷、手術後の患者様などが挙げられる。これらの患者様はしばしば栄養不良に陥りやすく、栄養状態が回復のスピードと品質に直接影響を与えることが分かっています。    そのためリハビリ職種としては、どの栄養素が足りていないから補充されているのか、どのようなトレーニングを選択すべきなのかをリハビリ栄養学を学ぶことで選択できるようになります。   こうした栄養学の知識を学ぶことはリハビリの進め方を理解するためにとても重要になりますので、ぜひエポックセミナーで学んでみてくださいね。   今日の内容について興味を持っていただいているのであればこちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピストのための病期別栄養学的フィジカルアセスメントのすすめ|急性期編   講師:坂本 陽子 先生 医療法人社団蘇生会 蘇生会総合病院 管理栄養士 ※その他略歴はこちら   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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肩関節周囲炎のリハビリで覚えておくべきこととは?

肩関節周囲炎のリハビリは一日二日で完治するものではありません。 リハビリの中で軟部組織へアプローチし、痛みの無い範囲で動かす、その方法を徹底的に指導して日常生活の中でどのように動かしていくべきかを患者様にわかりやすく教えなければいけません。 こうした治療方法は若手の時にはかなり悩むことも少なくありません。 今日は肩関節周囲炎のリハビリについて考えてみたいと思います。   肩関節周囲炎のリハビリで覚えておくべきこととは? 肩関節周囲炎のリハビリで覚えておかなければいけないことは、肩関節を構成するのは肩関節や肩甲帯だけではないということです。 肩関節は肩甲帯だけでなく、鎖骨で胸郭と接続しており、脊椎の動きにも大きな影響を与えています。 それは逆も同様であり、肩関節を考えるうえで胸郭、体幹、そこから股関節など様々な関節への影響も考えていくべきだということです。   こうした問題から肩関節周囲炎では肩甲骨運動や肩甲骨周囲筋活動にも異常が生じるため、そのためのアプローチも重要になります。そのための評価や適切な運動を行うためのトレーニングについてエポックセミナーでは学ぶことができます。   また、肩関節の動きと体幹の機能をリハビリの中で解決していこうとするとなると、患者様自身の日常生活を改善させていくことも考えなければいけません。   となると、患者様自身に自主トレーニングを徹底的に学んでいただかなければ、 自主トレーニングは難しいといっても過言ではありません。 その方法についてもエポックセミナーでは学ぶことができます。   こうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。   若手セラピスト向け肩関節の機能解剖から診る肩関節周囲炎のリハビリ|肩甲骨の運動異常に対するアプローチ   講師:井尻 朋人 先生 医療法人寿山会 喜馬病院 法人リハビリテーション部 部長 (公社)大阪府理学療法士会 理事 ※その他略歴はこちら    ...
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足部機能の破綻が頭痛を引き起こす理由について解説します。

頭痛は私たちの日常生活において非常に不快な症状の一つですが、その原因は様々な要因によって引き起こされることがあります。 特に、足部の内側アーチの減少が頭痛の原因となることがあることをご存知でしょうか? 本ブログでは、足部の内側アーチと頭痛の関連性について詳しく探求し、そのメカニズムと対策について説明します。   足部の内側アーチが頭痛の原因になる理由とは? 足の内側アーチは、足の裏側にあるアーチ状の部分で、足の重量を適切に分散し、足の安定性を提供します。 このアーチが正常な形状を保つことは、全身の姿勢とバランスに重要な影響を与えます。 しかし、さまざまな要因により、このアーチが崩れ、平坦になることがあります。この状態を「偏平足」と呼びます。   偏平足の患者様は足部のアーチ構造を利用して自分の体重が床に設置した時の床反力を吸収することができず、身体の各所に負担がかかってしまいます。 こうした床反力は足部のアーチ構造だけでなく、膝関節や股関節、脊柱を構成する椎体一つ一つが協調的に働くことで、脳にかかる衝撃を抑制するのですが、偏平足を呈する患者様は、こうした機能が破綻している可能性があるのです。   そのため頭痛を呈する患者様の足関節・足部機能を評価してみると、偏平足であるという症例を目にすることがあります。   こうした一件関係のなさそうな問題に対しても足部の評価は重要なのですが、なかなかつながらないということも理解できます。 そうした場合はこちらのセミナーをチェックしてみてはいかがでしょうか?   若手セラピスト向け足関節の評価とリハビリテーションの進め方 講師:為沢 一弘 先生京都下鴨病院 理学療法士  ※その他略歴はこちら       ぜひチェックしてみてくださいね。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。  
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痛みの記憶とリハビリ|痛みからの回復への道

痛みは身体のサインであり、病気やケガの警告信号でもあります。 しかし、痛みは脳によって記憶され、慢性的な問題となることがあります。今回は、痛みの記憶とリハビリテーションの重要性について探求し、痛みからの回復への道を考えてみましょう。   慢性疼痛のリハビリの進め方について考える 痛みの感覚は身体の異常や損傷を知らせる重要なメカニズムです。 しかし、痛みの記憶とは、脳が過去の痛みの経験を覚えており、それが新たな痛みに対する感受性や反応に影響を与える現象です。 例えば、過去に経験した怪我や手術の痛みが、同じ箇所に新たな刺激があった場合、より強く感じられたり、痛みが長引くことがあります。   こうした慢性疼痛は患部の問題だけでなく、脳科学的に痛みを理解してアプローチを行っていく必要があります。 痛みの記憶が痛みを慢性化させる一因であることから、リハビリテーションは痛みのサイクルを断つ鍵となります。理学療法士やリハビリテーション専門家は、患者様が痛みに対処し、その記憶を軽減させていかなければいけません。 そのために必要な技術に認知行動療法というものがあります。、認知行動療法を用いて、痛みに対する考え方や行動を改善します。これにより、痛みへの過度な恐れやストレスが軽減され、痛みの記憶を和らげる助けとなります。 他にも痛みの記憶を軽減し、回復を促進するために、適切な運動療法が必要です。理学療法士は患者様の状態に合わせて運動プログラムを設計し、徐々に体力を向上させるサポートをしていく必要があります。体力が向上することで、痛みに対する耐性が高まり、日常生活の制約が軽減されます。   こうした痛みに対するメカニズムや、アプローチ方法について学びたいと感じているのであれば、こちらのセミナーをおすすめいたします。   若手理学療法士・作業療法士向け慢性疼痛の病態とリハビリテーション   金原 一宏 先生 聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 教授   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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慢性疼痛を有する患者様のリハビリの進め方に悩んでいませんか?

運動器疾患のリハビリにおいて、慢性疼痛を有する患者様は少なくありません。 こうした慢性疼痛を引き起こす原因を探るための技術は数々ご紹介させていただいてきましたが、あなたはマッスルインバランスという技術をご存じでしょうか? その人の長年の姿勢や生活習慣、職業、スポーツなどが特定の組織に物理的ストレスが繰り返すことや、持続的にかかることによって損傷することが多くみられます。 こうした問題を解決する方法について、今日はご紹介してみたいと思います。   理学療法士・作業療法士がマッスルインバランスを学ぶ理由とは? あなたも経験したことがあると思いますが、治療後とても楽になりました、と喜んで帰られた患者様が、翌週には痛みをぶり返しているという症例は多くみられると思います。 痛みのある場所を治療し、患者の訴えが一時的に改善したとしても、原因となっている異常姿勢アライメントや異常な運動パターンを改善しなければ、また再発を起こしてしまいます。 関節や、筋、神経というハードウェアの治療で終わらずに姿勢や運動パターンの修正という脳のソフトウェアの治療が必要です。 この痛みや変形を引き起こす原因となる筋緊張異常や筋力低下、その問題点を探す方考え方や治療法を徹底的に学ぶ必要があります。   そのためには様々な勉強をする必要がありますが、マッスルインバランスという技術を学ぶことで、臨床でよく目にする慢性疼痛を引き起こす症状の問題点の追求方法を学ぶことができます。そのため臨床の中ではかなりよく使われているだけでなく、書籍としても数多く販売されています。   五十肩などの慢性的な肩の問題点を考える  肩こりだけでなく、肩関節周囲炎と呼ばれる症状を呈する患者様を担当した経験は一度や二度ではないと思います。 その際にあなたはどこにアプローチをすることが多いですか?   確かに肩関節周囲の問題を調整することは多いと思います。 しかしながら、肩こりの問題点や肩関節周囲炎の問題点は、肩関節に問題がある場合もあれば、ほかの問題点の結果、肩に症状が出ているという考え方もできます。 例えば猫背の患者様で考えてみましょう。 こうした患者様は頭頚部は猫背でない患者様に比べて頸部の伸展角度は増大すると思いますよね。   となると、こうした問題が首のこりや頭痛に影響するというのも理解できると思います。 それと同様に肩こりや肩関節周囲炎の問題はこうした姿勢による問題も考えていかなければいけません。   脳血管疾患においても、整形外科疾患においても、アライメント異常を呈する患者様は多く、その問題点の見つけ方に悩むという方は多いと思います。 そうした患者様のリハビリで悩む方は、ぜひ姿勢のチェックを徹底し、どこに問題があるのかを考えられるようにしていきたいですね。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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股関節や足関節の姿勢制御機構を学びませんか?

姿勢制御を考えるうえで股関節や膝関節、足関節の姿勢戦略を考えずにはいられません。姿勢戦略とはストラテジーと呼ばれ、我々は予測的姿勢戦略として股関節や足関節などの機能を利用して姿勢を維持します。 こうした姿勢戦略は脳血管疾患であっても、整形外科疾患であっても考えなければいけません。 今日は姿勢戦略について考えてみたいと思います。   足部や股関節の姿勢戦略を機能解剖学的に考える方法を学ぼう 足関節、足部は、歩行など荷重時における床面からの外力を、一番初めに受ける部位であり、これらの機能の安定が、バランスやパフォーマンスの能力を左右します。特に足部では、足根骨1つ1つが協調して動くことで、それらをコントロールするため、アーチの機能を理解することは重要です。 しかしながら足部の環境について評価する技術にどれだけのセラピストが目を向けているでしょうか?   また股関節は股関節だけでなく体幹と股関節の連動した働きにより、姿勢戦略を維持しています。股関節の術後の患者様は特にこうした機能が破綻しており、バランス能力が著しく低下しているといっても過言ではありません。   それは脳血管疾患であっても同様のことが考えられます。 そのため股関節での姿勢制御を考えるべきことが重要になります。   こうしたことを考えるために必要なセミナーをエポックでは用意しております。 若手セラピストのための股関節・足部からみた歩行・バランス評価 講師:池田 崇 先生昭和大学 保健医療学部 理学療法学科昭和大学藤が丘リハビリテーション病院昭和大学スポーツ運動科学研究所   本日も最後までお読みいただきありがとうございました。  
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SpO2や血圧の低下と整形外科疾患の関連|肺血栓塞栓症から学ぶ

整形外科疾患のリハビリテーションは、患者の運動能力や生活の質を向上させることに重点が置かれると思いますが、 中にはリハビリテーション中に酸素飽和度(SpO2)が低下する疾患があることがあります。  そのため整形外科疾患であっても、きちんとSpO2をチェックし、そのSpO2が低下する理由を考えていく必要があります。 この現象の理由を理解するため、肺血栓塞栓症(Pulmonary Embolism、PE)の一例を取り上げて考えてみたいと思います。   肺血栓塞栓症とは?なぜSpO2をチェックすべきか? 肺血栓塞栓症(以下PE)は、肺動脈やその分岐に血栓が詰まり、肺の血流が制限される疾患です。 この血栓は通常、脚の深部静脈血栓症(Deep Vein Thrombosis、DVT)から発生し、血液中に浮遊し、肺に到達します。 PEは重篤な病状であり、呼吸困難、胸痛、SpO2低下などの症状を引き起こします。これは呼吸器疾患だけでなく整形外科疾患、術後の患者様であっても怒ることがしばしばみられます。 ではなぜPEがリハビリテーション中にSpO2低下を引き起こす可能性があるかについて考えてみたいと思います。  肺血栓塞栓症のリスクを考えよう まず、整形外科手術や外傷によるリハビリテーション中、 患者は通常、長期間寝たきりまたは座位で過ごすことがあります。 この期間に、静脈血栓(DVT)が形成されるリスクが高まります。 特に下肢の筋肉が十分に活動しないと、血液が滞留しやすくなります。   次にリハビリテーション中、患者は通常、外傷や手術の影響で運動が制限されます。 このため、下肢筋肉のポンプ作用が低下し、DVTのリスクが高まります そしてDVTから生じた血栓は、一部が分解し、血液中に浮遊することがあります。 これらの血栓が肺血管に到達すると、PEを引き起こし、肺の血流を制限します。 PEの進行により、肺胞の酸素交換が妨げられ、結果的にSpO2低下が起こるのです。   肺血栓塞栓症を予防するために必要な血圧測定とは? 訪問現場において血圧測定や体温測定は必須技能です。 測定し、その検査結果を考察することは医療従事者にとって欠かせない技術といっても過言ではないでしょう。 なぜなら訪問現場では看護師や医師が毎日チェックしてくれるわけではないからです。 少しでもおかしいなと思うその疑問点がとても重要になります。...
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手や肘のストレッチが重要な理由|テニス肘から学ぶ

手や肘の疾患、特にテニス肘は、日常生活やスポーツ活動において非常に一般的な問題です。 これらの疾患に対処し、予防するために手や肘関節のストレッチ技術を身に着けることは重要です。 今回は、2つの事例を通じて、なぜ手や肘のストレッチが重要なのかについて説明します。 テニス肘の緩和や予防について テニス肘(肘外側上顆炎)は、肘の外側部分に痛みや炎症が生じる疾患で、テニスなどのラケットスポーツだけでなく、日常生活でも発症します。この痛みは手や肘関節の過度な使用によって引き起こされ、日常生活に支障をきたすことがあります。 また、日常生活の中であれば社会人でスポーツをしていなくてもテニス肘のような症状を呈することがあります。たとえば長時間のキーボード操作やマウスの使用により、手や肘に負担をかけることがあります。 これは、テニス肘のような疾患を引き起こす可能性があります。しかし、手や肘のストレッチを日常的に行うことで、筋肉や腱の緊張を緩和し、テニス肘を予防できます。また、痛みや炎症が既にある場合でも、適切なストレッチは症状の緩和に役立ちます。   手や肘のストレッチ技術を身に着けることは、テニス肘などの疾患の緩和と予防、手関節痛や緊張の軽減に役立ちます。 これらの事例から分かるように、手や肘は私たちの日常生活において重要な役割を果たしており、その健康を維持するためにストレッチは欠かせない要素です。 正しいストレッチを継続的に行うことで、手や肘の健康をサポートし、より快適な生活を実現できます。もしこうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをチェックしてみてください。 理学療法士・作業療法士のための肘・手関節に対するストレッチ技術とリハビリ 講師:芝 由則 先生 ひろし整形外科 リハビリテーション科科長/理学療法士  ※その他略歴はこちら     本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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