news

理学療法士や作業療法士が考えるべき認知症患者様に対する地域支援の考え方とは?

障害を持つ患者様の社会参加を促すことはより広い視野で患者様や患者様を取り巻く環境を俯瞰で見れるようにならなければいけません。そして何より他職種との話し合いや相談を元に、方向性を決めていくことがとても重要になります。そのために我々理学療法士や作業療法士が考えるべきこととは?
続きを読む

脳血管疾患の階段昇降トレーニングで連合反応を増長させない方法とは?

階段昇降は、日常生活において私たちが当たり前に行っている活動の一つです。 しかしながら、その重要性は我々の健康と独立性に深く関連しています。 特に高齢者や障害のある個人にとって、 階段昇降の能力を維持または向上させることは、 より健康的で満足度の高い生活を実現するための鍵となります。 その理由について今日は考えてみたいと思います。 階段昇降トレーニングの重要性について 階段昇降トレーニングは、下肢筋力の向上だけでなく、 心肺機能やバランス能力、さらには日常生活動作の改善にも大きく貢献する運動です。 歩行と比較して高い運動負荷を得られるため、効率的に持久力を高めることができ、転倒予防にもつながります。 また、階段を上る・下りるという動作は、筋力や持久力だけでなく、身体を適切にコントロールする能力も求められるため、総合的な身体機能の向上が期待できます。 さらに、「自分で階段を使えるようになる」という成功体験は自信につながり、活動量の増加や社会参加への意欲向上に関係します。 特にこれらの内容について影響を及ぼします。 〇筋力と持久力の向上 階段昇降は、下半身の筋肉を効果的に鍛える効果があります。 特に大腿筋やヒラメ筋などの筋肉が活発に働きます。これにより、筋力と持久力が向上し、日常生活の活動に対する耐性が高まります。こうした強力な下半身筋力は、転倒予防にもつながります。 〇心肺機能の向上 階段昇降は、心肺機能を改善する有効な有酸素運動です。 心臓と肺を健康に保ち、酸素供給を最適化するためには、定期的な階段昇降が役立ちます。 これは、高齢者にとって心血管疾患のリスクを低減するのにも役立ちます。 こうしたトレーニングは高齢者のリハビリではよく利用すると思います。 しかしながら脳血管疾患のリハビリでは避けられる可能性があります。 その理由として、階段昇降を利用することで過剰な筋収縮が働き、連合反応が働いてしまうからということもあります。 しかしながらそれを抑制しながら階段昇降練習をする方法があります。 階段昇降で連合反応を増長させない方法とは? 脳卒中片麻痺患者の階段昇降で連合反応を増長させないという視点は、 麻痺側に過剰な努力をさせないことと、姿勢・荷重・動作速度を調整することが重要です。   特に階段は、平地歩行よりも下肢への負荷が大きく、 麻痺側下肢で踏ん張ろうとすると、上肢の屈曲や非麻痺側下肢の過緊張などの連合反応が出やすくなります。...
続きを読む

心電図は離床をする上でとても有益な情報を得ることができます

心電図や循環器の知識は後回しにされがちですが、すべての患者様に活かせる重要な基礎です。特に心電図は、運動療法を安全に行うための大切な判断材料になります。若手のうちにこそ、基礎からしっかり学ぶことが大切です。今回はその重要性についてお話しします。

続きを読む

人工呼吸器を装着した患者様のリハビリで、ウィーニングを理解していますか?

急性期病院であれば、人工呼吸器管理中の患者様を担当し、 医師や看護師、臨床工学技士などと連携しながらウィーニングに関わるセラピストもいるかもしれません。 しかし、回復期や維持期になると、人工呼吸器そのものを管理する機会は少なく、「自分には関係のない領域」と感じている方もいるのではないでしょうか。   一方で、人工呼吸器を装着した患者様に対して、リハビリテーションを行う機会は決してゼロではありません。 ベッド上での運動だけでなく、状態が許せば端座位、立位、車椅子への移乗、さらには歩行まで検討することがあります。 そこで重要になるのが、「この患者様は、今、離床してよいのか?」という判断です。 そのためには、人工呼吸器の設定だけを見るのではなく、 呼吸状態、循環動態、意識状態、呼吸仕事量などを総合的に評価する必要があります。 そして、その背景にあるのが「ウィーニング」という考え方です。 今日はこのウィーニングについて考えてみたいと思います。   ウィーニングとは何か? ウィーニングとは、人工呼吸器による呼吸補助を徐々に減らし、 患者様自身の呼吸へ移行していく過程を指します。   人工呼吸器を長期間使用すると、呼吸筋の廃用や全身の筋力低下が生じ、人工呼吸器から離脱すること自体が難しくなる場合があります。 そのため、「人工呼吸器を外せるかどうか」だけではなく、患者様自身がどの程度呼吸を維持できるのかを評価しながら、段階的に離脱を進めることが重要なのです。   ウィーニングでは、人工呼吸器のサポートを減らした際に、 呼吸数、SpO₂、心拍数、血圧、意識状態、呼吸困難感などに大きな変化がないかを確認します。 必要に応じて自発呼吸トライアル(SBT)などを行い、人工呼吸器から離脱できる可能性を判断していきます。 ここで重要なのは、ウィーニング=人工呼吸器の設定を下げる作業だけではないということです。   患者様の全身状態を評価し、「呼吸器から離脱できる身体的な準備が整っているのか」を考えることが重要です。 そして、ここにリハビリテーションの役割があります。 離床によって呼吸筋や全身筋力の維持・改善を図り、 座位や立位などの活動に身体を適応させていくことは、人工呼吸器からの離脱を考える上でも重要です。   だからこそセラピストには、...
続きを読む

脳性まひ患者様のリハビリを基礎から学び直す方法とは?

脳性まひ患者様のリハビリに難しさを感じた経験がある理学療法士・作業療法士は少なくないと思います。 「練習しているのに動作が安定しない」 「日によって反応が違う」 「何を優先して介入すべきかわからない」   そうした悩みを抱えながら臨床に向き合っている方も多いのではないでしょうか。   脳性まひは、単なる筋力低下だけでは説明できない疾患です。 筋緊張の変化、姿勢制御の難しさ、感覚入力の問題、発達段階の影響など、 多くの要素が複雑に絡み合っています。 そのため、「この方法をやれば必ず改善する」という単純なものではなく、患者様一人ひとりに合わせた視点が求められます。 だからこそ大切なのは、“うまくいかない理由”を整理しながら考えることです。 本記事では、脳性まひリハビリの難しさを感じる理由と、臨床で意識したい視点について整理していきます。 脳性まひ患者様のリハビリこそ基本動作を大切に 脳性まひ患者様のリハビリでは、「できない動作を繰り返し練習する」だけにならないよう注意することが重要です。 なぜなら、脳性まひでは筋力低下だけでなく、 筋緊張の異常 姿勢制御の難しさ 感覚入力の偏り 協調運動障害 などが複雑に関係しているためです。 例えば歩行練習を行う場合でも、単純に歩く回数を増やすだけでは、異常な運動パターンを強めてしまうことがあります。 まずは座位や四つ這い、立位など、より安定した姿勢で重心移動や支持性を確認し、 「なぜこの動きが難しいのか」を分析する視点が欠かせません。   脳性まひ患者様のリハビリでは成功体験を積極的に利用しよう また、脳性まひ患者様は成功体験が非常に重要です。 難易度が高すぎる課題ばかりでは、疲労や不安が強くなり、 運動への意欲低下につながることもあります。  ...
続きを読む

触診に自信がないのはなぜ?|疼痛評価を変える「触れる前の判断」

「触診に自信がない」 「触っている場所は合っているはずなのに、評価や治療につながらない」 理学療法士・作業療法士として臨床に携わっていると、このような悩みを感じることは少なくありません。   触診というと、筋肉や腱、関節などを正確に触り分ける技術に目が向きがちです。 しかし、臨床で本当に重要なのは「どこを触るか」だけではありません。 患者様の姿勢や動作、疼痛の出現条件、症状の変化などから仮説を立て、 「なぜ、ここを触るのか」を考えたうえで触診することが重要です。 つまり、触診の精度を高めるためには、手の技術だけではなく、その前にある「判断する力」を磨く必要があります。 今日はなぜその判断する力をつけるべきなのかをご紹介します。 臨床推論を深めるための触診技術とは? 例えば、膝の痛みを訴える患者様に対して、痛みのある部位をいきなり触診したとします。 その部位に圧痛があったとしても、それだけで「ここが痛みの原因だ」と判断することはできません。 大切なのは、「なぜ、その場所に痛みが出ているのか」を考えることです。   立位や歩行、しゃがみ動作などで痛みがどのように変化するのか。 姿勢を変えると症状はどうなるのか。特定の動作で疼痛が再現されるのか。 こうした情報を整理しながら仮説を立て、その仮説を確認するために触診を行います。 そして、触診によって得られた情報をもとに、最初に立てた仮説を修正していきます。   この「観察→仮説→触診→解釈→再評価」という流れを意識することで、 触診は単なる「組織を触り分ける技術」から、臨床推論を深めるための評価手段へと変わります。   理学療法士・作業療法士にとって、触診技術は非常に重要です。 しかし、技術だけを磨いても、それを臨床で活かせなければ十分とはいえません。 「何となく触る」のではなく、「なぜここを触るのか」を考える。 その思考習慣こそが、疼痛評価の精度を高め、より根拠のあるリハビリテーションにつながっていくのではないでしょうか。   “触診に自信がない”の正体 |疼痛の評価は手技ではなく判断で決まる...
続きを読む

理学療法士や作業療法士は脳卒中片麻痺患者様の抗重力伸展活動を徹底的に考えよう

様々な環境下において、重力という影響は身体に様々な負荷をかけます。そのためヒトの活動は抗重力伸展活動を抜きにしては考えることはできません。エポックセミナーではこうした状況に対して以下に適応するのかを考えるセミナーをご提供しています。

続きを読む

膝ばかり診ていませんか?股関節・足関節から読み解く膝の評価と治療

膝関節のリハビリは難しい、そう感じている方も少なくないはず。

膝関節は股関節や足関節に挟まれた中間関節であるからこそ、なかなかリハビリが難しい関節であることは周知の事実だと思います。エポックセミナーでは若手理学療法士や作業療法士にわかりやすいセミナーをご紹介します。

続きを読む