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触診技術を極めるためにまずしておくべきこととは?

あなたは触診技術の研鑽を心掛けていますか? 触診技術は患者様の身体を触るためには必要な技術です。 当たり前のことかもしれませんが、私たちは筋肉を直接見ることはできません。 筋・骨・神経・靭帯などの位置関係を正確に把握していなければ、 適切な触診や治療介入ができません。 そのためには何を覚えておくべきなのかを今日は解説します。   触診技術の習得には体表解剖をまず理解しよう 触診技術を高めるためには体表解剖を理解することが重要です。 体表解剖とは、身体の表面から筋の走行や筋と筋の間を視覚的に理解することです。   例えば前腕で言うと腕橈骨筋がどこからどこに走っているかを マジックで縁取りしてみてください。 きちんと端から端まで縁取りはできますか?   こうした体表解剖を全身でできるようにしなければ どこを触ってどのように押すべきなのかがきちんとわかりません。 こうした技術を徹底的に学ぶことが触診技術には重要になるのです。   もし興味があるならこちらもチェックしてみてください。   理学療法士・作業療法士に必要な体表解剖学的特徴とその臨床への応用について 講師:柴本 圭悟 先生(社会医療法人愛生会総合上飯田第一病院 理学療法士 運動器認定理学療法士 / 体表解剖学研究会講師 マッケンジー法認定資格)
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リハビリ現場で近年注目されているフロッシングという技術とは?

あなたはフロッシングという技術を知っていますでしょうか? フロッシングは近年スポーツ現場でよく利用される手法で、フロスバンドというゴムバンドを巻き付け、圧力を加えながら運動を行うことで 軟部組織の硬さを改善するという手法になります。 その技術をリハビリ現場に取り入れながら治療する方法が最近研究が進んでいるのです。 今日はこうしたことについて解説します。   フロッシングの技術はリハビリ現場に有用なのか? 以前、加圧トレーニングという技術が話題になりました。 加圧トレーニングは腕や足の付け根を専用のベルトで圧迫しながら行う筋力トレーニングで血流の制限が目的ではありました。   しかしこのフロッシングという技術は目的が異なります。 これはドイツのスポーツ理学療法士が考案したメソッドでゴムバンドを巻き付けて圧迫しながら関節や皮膚、筋肉を動かすことで筋膜の状態を改善するという技術です。 こうしたリカバリー法が近年リハビリ現場においても注目されているのです。   ゴムの抵抗力と圧迫が関節可動域の改善や腰痛、肩こりの予防などに注目されています。 ではこうした技術はリハビリ現場で本当に使えるのか? どのような患者様に適応されるのか? こうしたことを学べる機会ができましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。     上肢領域における新しい運動療法「フロッシング」の臨床応用|整形外科疾患および脳血管疾患の適応例 講師:佐々木 秀一 先生北里大学病院リハビリテーション部 主任 一般社団法人神奈川県作業療法士会 理事(学術部担当)  第20回神奈川県作業療法学会実行委員長
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運動によってメンタル面はどのように変わるのか?

認知症予防には、生活習慣病を防ぐことや他者との交流が重要です。 その中でも特に運動が大きな役割を果たすことが多くの研究で明らかになっています。 ここでは、運動が認知機能に与える影響について詳しく解説します。   運動することでメンタル面にどのような影響を与えるのか? 運動を行うことで、脳への血流が増加します。 血流が良くなることで、脳に必要な酸素や栄養素が供給され、神経細胞が活性化するのです。 その結果、記憶力や判断力が向上し、認知機能の低下を防ぐ助けとなります。 例えばウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は、心肺機能を高めるだけでなく、脳の健康にも影響を与えます。 有酸素運動を定期的に行うことで、ストレスを軽減し、メンタルヘルスを向上させることができます。   まとめると、運動は認知症予防に非常に効果的です。脳への血流を増加させ、神経細胞を活性化し、記憶力や判断力を向上させます。 また、ストレスを軽減し、メンタルヘルスを改善することで、認知機能の維持に寄与します。 さらに、他者との交流を通じて社会的つながりを強化することも、認知症予防において重要な要素です。 運動を日常生活に取り入れ、心身の健康を保ちながら、認知症予防に努めていきましょう。 運動による身体活動向上と認知機能の関連性について   ============ ※※理学療法士・作業療法士・言語聴覚士をはじめとする コメディカル、セラピストのための臨床に活きるセミナーがここにあります。 https://seminar.ep-och.com/ ※※※※※※※※※※※※ エポックオフィシャルX(旧Twitter)では臨床で使える知識や セミナーの最新情報をチェックすることができますのでぜひフォローしてください https://x.com/e_p_och ============
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抑制帯を付けない転倒予防の環境調整とはどうすべきか?

高齢者や認知機能面の低下している患者様に対して、 転倒リスクを予防するために、一昔前までは3点柵や抑制帯を利用して転倒予防を行うということもあると思います。 しかしこうしたことは身体拘束として扱われ、最近はあまり利用せずに転倒リスクを考えようという考え方が浸透してきていると思います。 ですが、完全な転倒予防対策がない中で、 どうしても安全のために身体拘束を行わざるを得ないという手段を取りがちではありますが、こうした転倒リスクはチームアプローチで行っていく必要があります。   今日はその内容について解説していきたいと思います。   チームで取り組む転倒予防の方法とは? 転倒リスクの高い患者様に対して、身体拘束を利用せずに対応する方法はどのような方法があるのかあなたは考えたことはありますか? 転倒リスクが高い患者様に我々はリハビリを提供することは多くても、 いざ患者様が病棟に帰ったら、看護師さんや介護士さんにまかせっきりという状況は少なくありません。 それではチームアプローチを行っているとはいいがたいと思いませんか?   転倒リスクは我々リハビリ職種も関わっていくべき内容になります。 我々がリハビリを行う時間や頻度、そのタイミングなども病棟と相談し、我々に何ができるのかを考えていくことも、チームアプローチの一環です。   私自身の経験としては、病棟カンファレンスでどの時間帯が手薄になるのかを伺い、その時間にリハビリをあてがうことで、人の目が途切れないように行うという方法もありました。   こうしたことは一例ではありますが、転倒予防は病棟スタッフとチームで行っていくということが重要になるのです。   他にも方法はありますので興味があればこちらをチェックしてみてくださいね。    
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運動器疾患でも生理学の知識は重要

循環器疾患や呼吸器疾患であれば、生理学的知識は重要なのはわかると思います。整形外科疾患でもこうした生理学的な知識が重要だということはわかっていても、どうしても生理学的な知識の補充が苦手だと感じている方もおられるのではないでしょうか?若手理学療法士や作業療法士にわかりやすい内容を提供します。

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2025年問題について考えてみませんか?

2025年問題という言葉を聞いたことはありますか?2025年問題とは、75歳以上の後期高齢者が人口全体の18%を占めると予想されており、高齢者の増加に伴い、年金や医療、介護のニーズが高まることを指します。現状、介護者の不足に伴い介護現場では問題が起こっているというニュースが良く報道されていますが、実際問題介護士だけでなく...

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2025年は実技講習会を充実していきます

2025年も始まり、今年一年の抱負を決めたという方もおられるのではないでしょうか?今年は晴天に恵まれ、全国各地様々なところで初詣をされたという方もおられるでしょう。良い年にしたいですね。さて、2025年のエポックセミナーは徐々に実技講習会を開催していきたいと思います。コロナ渦でオンラインセミナーが主流になり、対面での講習会が...

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新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます 旧年中は大変お世話になりありがとうございました。 本年も何卒よろしくお願いいたします。   今年はオンラインセミナーも並行しながらオフラインセミナーも開催していければと思っております。 毎年成長していくことの楽しさと難しさを感じながら 今年も成長できるような年にしていきたいと思います。   2025年も皆様に有益な情報や、セミナーをご提供してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。   2025年1月元日 エポックセミナー事業部  
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