膝関節のリハビリは難しいと感じているあなたへ
膝関節のリハビリは難しい
そう感じている方も少なくないはず。
膝関節は股関節や足関節に挟まれた中間関節であるからこそ、
なかなかリハビリが難しい関節であることは周知の事実だと思います。
実際臨床の中では膝関節に問題を抱えている患者様は少なくありません。
スポーツ現場においてもかなりの確率で膝に問題を抱える選手が増えています。
こうした中間関節のリハビリを行うためには、どういったことを考えながらリハビリをしなければいけないのでしょうか?
今日はこうした内容について解説してみたいと思います。
膝関節のリハビリに股関節や足関節の解剖学・運動学的知識は必須
膝関節のリハビリは、中間関節であるということをまずは理解しなければいけません。
つまり股関節や足関節のアライメント不良の影響を受けるということがわからなければ、なかなかうまくリハビリは進まないのです。
膝関節の基本的な解剖学を頭に入れたうえで、
上記のように股関節と足関節の影響を受けやすいということを理解し、
これらの知識を徹底的に理解する必要があります。
例えば、膝関節のアライメントを中間位に保持したいとしましょう。
その場合に足関節の内側縦アーチが崩れている状態であれば、重心位置は内側方向に崩れていきます。
股関節が外旋位になれば・・・・
と考えると、膝関節はどうなるか想像はつきますよね?
これらのことからもわかるように、中間関節である膝関節は、足関節のアライメントや股関節のアライメント調整から行っていく必要があるのです。
変形性膝関節症の治療は膝関節以外を徹底的にチェックしていくべき理由とは?
- 人工膝関節術後の関わり方がわからない
- 変形性膝関節症の痛みの解決方法がわからない
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こうした悩みを抱えているセラピストは意外と多いと感じています。
実はそれは膝関節を徹底的に評価することにこだわりすぎて、
他の場所をチェックできていないのではないでしょうか?
私は膝関節は足関節と股関節の間に挟まれている中間関節として知られており、
隣接関節の影響を受けてしまうということをご紹介しました。
ということは、体幹の立ち直り反応が左右差が出現しているのであれば、
こうしたこともチェックしていく必要がありますし、
頭頚部の動きについてもしっかりと評価していく必要があります。
膝関節の問題は膝関節だけでは語れないのかもしれませんね。
骨盤の前後傾は、運動連鎖的に股関節にも影響を及ぼしますので
このアライメント調整は膝関節疾患にはとても重要な役割を担います。
膝関節疾患のリハビリは全身の調整が必要だといっても過言ではないかもしれません。
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そのため我々理学療法士や作業療法士は、こうした膝関節に問題を抱える患者様のメカニズムをきちんと理解しておかなければ
患者様の問題を解決することはできません。
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