認知症患者様のリハビリの進め方に悩むあなたへ
認知症患者様の心理状態は環境因子や身体因子、そして心理因子などの影響によって生じる精神症状や行動障害のことを指します。
具体的には興奮や不穏、妄想や大声、うつ症状や意欲の低下などが挙げられます。
こうした症状が出現する心理的背景を理解して予防していくことが、認知症患者様のリハビリを担当するうえで重要になります。
今日はこうしたお話について解説してみたいと思います。
認知症患者様の心理的背景を理解したリハビリの提供方法とは?
認知症患者様は不安、混乱、怒り、悲しみなど、さまざまな感情の変化を引き起こす可能性があります。これらの感情の背後にある理由を理解し、共感することが重要です。
例えば、自分の思いを相手に伝えたいのに、なかなか伝わらなかったりすることはある場合、あなた自身もかなりやきもきしたり、いらいらしたりすることはありませんか?
認知症患者様はこうした感情の変化はかなりの確率で起こります。
そのためには我々もこうしたことを理解して、非言語コミュニケーション(表情やジェスチャー、声のトーンなど)にも注意を払い、適切に対応することが求められます。
また、こうした認知症患者様は環境の変化に対する適応能力も低いことが考えらえます。そのため家族や介護者との協力は欠かせません。ご家族様達の意見や観察を取り入れ、患者様の心理状態を総合的に理解することが重要です。
こうした認知症患者様の心理的情報を把握したうえでのリハビリの進め方については、ぜひこのセミナーをチェックしてみてください。
2024年8月22日(木)20:00~21:30【オンライン開催】
脳神経学的視点から考える認知症患者様に対するリハビリテーションの五原則
講師:山上 徹也 先生群馬大学大学院 / 教授 / 理学療法士
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