脳血管疾患の姿勢制御に必要な知識とは?
脳血管疾患の予測的姿勢制御を考えることは、転倒予防にとても重要な役割を担います。
- 患者様の歩行能力がうまく向上しない
- 転倒リスクが高いから自立できない
- どうやってリハビリを進めればいいかわからない
こうした悩みを抱える若手セラピストは多いと思います。
私自身も脳血管疾患のリハビリにおいてこうしたことに悩む時期がありました。
しかしながら、こうした必要なことを学ぶことでリハビリの進め方がわかるようになりましたので、今日はこの内容について解説してみたいと思います。
脳血管疾患の姿勢制御に必要な知識とは?
脳卒中片麻痺患者様の歩行障害や姿勢障害を考えることは、自立した移動を獲得するうえで重要な役割を担います。
そのためには脳卒中片麻痺患者様の姿勢と歩行は別に考えると
よりリハビリが難しくなります。
歩行動作とは姿勢制御と前進の反復であり、こうした前進運動をいかに調整しながら歩くのかを考えることが、安定した歩行動作の獲得に重要になります。
前進運動を安定させるためには、前方への推進力に対して、自分の身体がふらつかないように制御する必要があります。
その制御をおこなうことを予測的姿勢制御といいます。
予測的姿勢制御は身体が外乱に対して事前に姿勢を調整するメカニズムです。
例えば立位姿勢において手を挙上する際に、身体は重心の変化をいち早く予想し、
上肢の重り分を挙上するために必要な姿勢制御を行います。
こうしたメカニズムには視覚や運動感覚など複数の感覚情報が複雑に統合された結果として行われます。
予測的姿勢制御を獲得するために必要な能力とは?
予測的姿勢制御を獲得するために必要なこととはいったい何でしょうか?
姿勢制御を獲得するために必要なことは、重力や支持面、視覚情報や身体部位をきちんと位置付ける能力が必要です。
例えば体の垂直性を判断するためには視覚や体性感覚、平衡感覚などが使われます。
こうした能力を状況に応じて適宜利用していく必要がありますが、脳血管疾患の方はこうした環境に適応する能力から考えて対応していく必要があります。
また、予測的姿勢制御は、姿勢筋の筋活動や足圧中心によって観察されます。
予測可能な外乱が加えられる状況や随意運動において姿勢筋が主動作筋よりも早期に活動するので、体性感覚入力をきちんと理解することが重要になるのです。
姿勢制御に重要なフィードバック機構・フィードフォワード機構とは?
運動学習における感覚フィードバックは、主に外在的フィードバックと内在的フィードバックの2つに分けられます(Fits PM.1967)。
・外在的フィードバックとは:鏡を見せる(視覚)ことや、声かけ(聴覚)によるフィードバック
・内在的フィードバックとは:体性感覚によるフィードバック
ということです。
鏡を見ていると自分の身体のずれを治せるけど無くなるとなかなかうまく修正できないということは臨床の中でも結構多くみられます。
こうしたときには内在的なフィードバック機構がうまく働いていないということが往々にして見られます。
その場合、自分の何が正しい運動なのかがわかっていないということがよく見られるのです。
姿勢制御を理解するために覚えておきたい先行随伴性姿勢制御(APA)を理解しよう
先行随伴性姿勢制御とは自分の意図した身体の動きよりも前に発言する筋活動です。
手を持ち上げる、首を曲げるなどの動きに対して、その動きが身体の姿勢を崩さないように他のところが働くことで、緊張を高めるという作用があり、姿勢制御を理解するうえで需要な役割を担います。
そのため転倒リスクの高い患者様にはこうした筋活動が少ないと言ったデータもあります。
つまり転倒リスクの高い患者様はこうした筋活動を賦活することが重要だと言えるのです。
こうしたときに重要な足底感覚や荷重感覚といった体性感覚をいかに利用しながらフィードバックを行い運動学習を行うかを学んでみませんか?
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