回復期セラピストのための心リハの基礎|回復期における循環器疾患のリスク管理#1399
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講師:真鍋 周志 先生
みどりが丘病院 / 理学療法士 / 呼吸療法認定士 / 認定理学療法士(呼吸、循環器) / 心臓リハビリテーション指導士
※本セミナーは見逃し配信対応セミナーです。
回復期の理学療法士・作業療法士が学ぶべきリスク管理技術とは?
回復期は急性期に比べると病状が安定しているのは事実です。
だから、そこまでリスク管理をしなくても大丈夫、そう思っていませんか?
私からすると回復期の方がリスク管理は難しいようにさえ思えます。
- 医学的情報が乏しいためリスク管理に難渋する
- フィジカルアセスメントに頼りがちだが自信がない
- 回復期で状態が悪化してリハビリが進まないことがある
当セミナーにはこれらの悩みを解決するヒントがあります。
回復期で患者さんの全身状態を評価して適切な運動療法を実践できるセラピストを目指しませんか?
回復期の理学療法士・作業療法士が陥りやすい危険な罠
回復期は病状が安定している
という思い込みは一番の罠です。
確かに安定はしていますが、同時に、胸部レントゲンや心電図のような客観的な医学的所見に乏しいのも事実。
急性期に比べると情報に乏しく、リハビリの時間が長く負荷が大きくなりやすいので十分な注意が必要です。
そこで重要になるのは患者さんが発している情報を少しでも多くキャッチすることです。
俗に言うフィジカルアセスメントですね。
医学的情報が乏しいからこそ、リスク管理の難易度は急性期より高いと言っても過言ではありません。
- 労作性狭心症は安静時には症状はありません。
- NYHAClassⅢまでは安静時に心不全症状はありません。
つまり、病室で寝ていたら無症状なので変化に気づきにくいのです。
このような方は運動時に症状の変化で病態の変化に気づくことがあります。
これは、セラピストの仕事ですよね?
これらに気づくことができる知識や技術を徹底的に学ぶことができるのがエポックのオンラインセミナーです。
プログラム
- 循環器疾患のリスク管理の考え方
- 循環器疾患のフィジカルアセスメント
- 視診;頚静脈怒張 浮腫 末梢循環
- 聴診;心音
- 触診;冷感 検脈
- 打診;心濁音
回復期の理学療法士・作業療法士が学んでおくべきテーマを集約
全6回シリーズを通じての到達目標は
“回復期リハビリテーション病棟において自信をもって心リハを提供できるセラピストになる”
ことです。
そのためにご用意しました各プログラムの概要は以下の通りです。
詳細な説明は各セミナーページに記載してあります。
<回復期セラピストのための心リハプログラム>
循環器の解剖生理学
これから心リハを学んでいくうえでたくさんの循環器に関する知識が必要になります。
1日目は主に循環器の基礎的解剖学と循環生理学についてお話をします。
- 循環器を学ぶ上で知っておきたい循環器の解剖学
- 心臓の構造と機能
- 血管の構造と役割
- 冠動脈
- 刺激伝導系
- 循環器を学ぶ上で知っておきたい循環生理学
- 血圧の調節機序
- 心拍数の調節機序
- 運動時の血流調節
循環器疾患の病態生理学
心リハの対象は循環器疾患です。
リスク管理のためにも疾患の特徴と簡単な病態を学びます。
- 虚血性心疾患の病態生理学
- 弁膜症の病態生理学
- 心不全の病態生理学
- 不整脈の病態生理学
回復期における心臓リハビリテーション
心リハって何なのか、どのようなリハビリテーションなのか。
回復期リハビリテーション病棟において知っておいて欲しい心リハの内容をお伝えします。
- 心臓リハビリテーションとは
- 心臓リハビリテーションにおける目標・Goal設定
- 心臓リハビリテーションの効果
- 回復期リハビリテーション病棟での心臓リハビリテーション
- 心不全の既往のある大腿骨頸部骨折症例
- 心筋梗塞と脳梗塞を併発した症例
- ADLが低下した重症心不全症例
回復期における循環器疾患のリスク管理
急性期病棟と違い、医学的データが少なくなる回復期リハビリテーション病棟においてはリスク管理も大変です。
やはり、患者さんから得られる情報をキャッチすることが大切だと考えます。
- 循環器疾患のリスク管理の考え方
- 循環器疾患のフィジカルアセスメント
- 視診;頚静脈怒張 浮腫 末梢循環
- 聴診;心音
- 触診;冷感 検脈
- 打診;心濁音
患者教育・生活指導
心リハにおいて患者教育は非常に重要です。
長期間患者さんに接することができる回復期リハビリテーション病棟において適切な患者教育を実践しましょう。
- 虚血性心疾患二次予防
- 心不全再発予防
- 運動処方
- 栄養指導
訪問心臓リハビリテーション
心リハは入院期間中だけ行えば良いというものではありません。
退院後も継続して心リハを実践するために訪問リハビリを活用しましょう。
- 地域における心臓リハビリテーション
- 訪問心臓リハビリテーション
- 包括的疾病管理プログラム
最後に
高齢化を土台とする循環器疾患は当面の間増加することが予想されます。
循環器病対策基本法が施行され、国としても循環器病への対策に乗り出しています。
心不全を代表とする心疾患に対応できるメディカルプロフェッショナルの育成は大きな課題です。
その中で、理学療法士、作業療法士は医療と運動の専門家として必ず役に立つことができると信じています。
1人でも多くの方に当セミナーをご受講頂きこれからの時代に対応できるセラピストになって頂けますと幸いです。
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