PT・OT向け臨床現場で使える筋膜連結の評価とリハビリ｜一括申込

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※アーカイブ動画にて見逃し視聴が可能です。当日ご参加ができない場合もご安心ください。

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臨床の現場で、痛みの原因が患部にないという経験はありませんか？

筋膜を“全身のつながり”として捉えるアナトミーラインの視点は、症状を局所ではなく全体として理解するための重要な手がかりとなります。

本セミナーでは、頭部から足部までを結ぶ7つの主要ラインについて、全5回にわたり体系的に学習します。

各回には「アナトミーラインを体表上にマッピングする動画」をご用意。実際に身体にラインをなぞるように学ぶことで、視覚的イメージが強化され、臨床現場で即座に応用できる実践力が養われます。

アナトミーラインを活用したヨガやピラティスなどの全身運動的アプローチは広く提案されていますが、高齢者が多くを占める医療現場では、必ずしも現実的な選択肢とは言えません。

本セミナーでは、そうした現場にも対応可能な、痛みの治療に直結する具体的なアプローチをご提案いたします。

■第1回：2025年1月24日(土)

スーパーフィシャル・バック・ライン（SBL：浅層後線）

・主なつながり

後頭骨 → 脊柱起立筋群 → ハムストリングス→ 腓腹筋、アキレス腱 → 足底腱膜

特徴：姿勢保持・前屈動作・背部から下肢後面の連続性を担う。

スーパーフィシャル・フロント・ライン（SFL：浅層前線）

・主なつながり

胸鎖乳突筋 → 胸骨 → 腹直筋 → 大腿直筋 → 膝蓋骨 → 前脛骨筋、趾伸筋群

特徴：伸展動作・姿勢安定・体幹と下肢前面の協調。

■第2回：2025年2月28日(土)

ラテラル・ライン（LL：側線）

・主なつながり

胸鎖乳突筋、頭板状筋 → 肋間筋→ 腹斜筋 → 大殿筋・大腿筋膜張筋 → 腸脛靭帯 → 腓骨筋群

特徴：側屈動作・バランス保持・片脚支持で重要。

スパイラル・ライン（SL：螺旋線）

・主なつながり

後頭骨 → 板状筋→ 菱形筋→ 前鋸筋 → 外腹斜筋 → 内腹斜筋 → 大腿筋膜張筋→ 下腿を交差して前脛骨筋へ

特徴：体幹と下肢を交差的に連結し、回旋動作や姿勢制御に関与。

■第3回：2025年3月28日(土)

アーム・ライン（Arm Lines：腕のライン前面系）

ディープ・フロント・アーム・ライン（DFAL：深層前腕線）

・主なつながり

小胸筋 → 烏口腕筋 → 上腕二頭筋 → 母指球筋群

スーパーフィシャル・フロント・アーム・ライン（SFAL：浅層前腕線）

・主なつながり

大胸筋、広背筋 → 上腕二頭筋 → 手根屈筋群

特徴：上肢の屈曲・把持・体幹との連結。

■第4回：2025年4月25日(土)

アーム・ライン（Arm Lines：腕のライン背面系）

ディープ・バック・アーム・ライン（DBAL：深層後腕線）

・主なつながり

菱形筋、肩甲挙筋 → 肩回旋腱板筋 → 上腕三頭筋長頭 → 小指球筋

スーパーフィシャル・バック・アーム・ライン（SBAL：浅層後腕線）

 ・主なつながり

僧帽筋 → 三角筋 → 手根伸筋群

特徴：肩甲骨安定・伸展動作・物を押す・支える動き。

■第5回：2025年5月23日(土)

ファンクショナル・ライン（FL：機能線）

・主なつながり

後方連結＝広背筋 → 胸腰筋膜 → 大殿筋

前方連結＝大胸筋 → 腹直筋 → 長内転筋

特徴：左右の体幹と下肢を連動させ、投球や蹴り動作などダイナミックな動きに関与。

ディープ・フロント・ライン（DFL：深層前線）

・主なつながり

後脛骨筋、長趾屈筋 → 膝関節包 → 骨盤底筋 → 腸腰筋 → 横隔膜 → 斜角筋

特徴：姿勢制御・呼吸・内臓支持・体幹深部安定。

アナトミーラインを知識として学ぶだけでなく、身体上に描き出すことで、全身のつながりを鮮明に理解できます。

その理解は、評価・治療・運動指導の精度を高め、明日からの臨床に確かな変化をもたらすはずです。

全5回を通じて、アナトミーラインを体系的に学び、痛み治療に直結する臨床力の新たなステージへとつなげていきましょう。