心臓リハビリテーションの基礎知識と臨床応用|一括申込
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講師:真鍋 周志 先生
みどりが丘病院 / 理学療法士 / 呼吸療法認定士 / 認定理学療法士(呼吸、循環器) / 心臓リハビリテーション指導士
※アーカイブ動画にて見逃し視聴が可能です。当日ご参加ができない場合もご安心ください。
回復期リハビリテーション病棟での心臓リハビリテーションの需要が増加している今、
心リハに不慣れな理学療法士や作業療法士の方々も不安を感じているかもしれません。
心臓リハビリテーションの経験がないため、どこから手をつけて良いのかわからないという声をよく耳にします。
このセミナーでは、そんな回復期のセラピストの方々が心臓リハビリテーションの基礎をしっかりと理解し、実践で活用できるように基礎から学ぶことができます。
心リハビリテーションの基本から、心不全患者の適切な管理方法、回復期や在宅での心リハビリテーションのリスク管理まで、幅広くご紹介します。
心臓リハビリテーションは、心不全をはじめとする心疾患患者の生活の質の向上に不可欠です。
しかし、多くのセラピストが、心リハビリテーションの知識や技術に自信を持てずにいます。このセミナーを通じて、心リハビリテーションに対する理解を深め、患者様の回復をサポートするための実践的なスキルを身につけましょう。
心リハは難しくない|理学療法士・作業療法士が持っている苦手意識を克服しよう!
理学療法士・作業療法士のあなたは
心リハは養成校であまり深く学んだことが無いのではないですか?
実際臨床では漠然とした苦手意識を持っているセラピストが大勢います。
しかし、心リハが特別難しいということはありません。
私からすれば脳血管や運動器と差はないと思います。
なぜ苦手に感じるかと言うと、理由は2つあると考えています。
1つ目は、絶対的な知識不足です。
どうしようもないくらい知識がないので、お手上げ状態なだけです。
そこで、今回は最初の2回で徹底的に基礎知識を叩き込んでいきます。
重要なカ所を集めてありますので、ここで基礎をしっかり身につけます。
2つ目の理由は避けて通ることができてしまうということです。
心リハとか循環器は対象患者数が多くないマイナー分野だからある程度避けられてしまいます。
しかし、理学療法士・作業療法士にとって避けて通ることができる時代は終わりに近づいてきていると考えています。
心不全パンデミックと呼ばれるほどの心不全患者数の増加を認める日本において、もはや心不全は希少疾患ではないのです。
回復期リハビリテーション病棟には高齢患者さんが多数おられます。
その中には必ず循環器的問題を抱えている患者さんがおられます。
そのような患者さんにも難なく対応し、適切な退院支援ができるかっこいい先輩になってみませんか?
回復期の理学療法士・作業療法士が学んでおくべきテーマを集約
全6回シリーズを通じての到達目標は
“回復期リハビリテーション病棟において自信をもって心リハを提供できるセラピストになる”
ことです。
そのためにご用意しました各プログラムの概要は以下の通りです。
詳細な説明は各セミナーページに記載してあります。
シリーズセミナーのプログラム
1日目 循環器の解剖生理学
2日目 循環器疾患の病態生理学
3日目 回復期における心臓リハビリテーション
4日目 回復期における循環器疾患のリスク管理
5日目 患者教育・生活指導
6日目 訪問心臓リハビリテーション
循環器の解剖生理学
これから心リハを学んでいくうえでたくさんの循環器に関する知識が必要になります。
1日目は主に循環器の基礎的解剖学と循環生理学についてお話をします。
- 循環器を学ぶ上で知っておきたい循環器の解剖学
- 心臓の構造と機能
- 血管の構造と役割
- 冠動脈
- 刺激伝導系
- 循環器を学ぶ上で知っておきたい循環生理学
- 血圧の調節機序
- 心拍数の調節機序
- 運動時の血流調節
循環器疾患の病態生理学
心リハの対象は循環器疾患です。
リスク管理のためにも疾患の特徴と簡単な病態を学びます。
- 虚血性心疾患の病態生理学
- 弁膜症の病態生理学
- 心不全の病態生理学
- 不整脈の病態生理学
回復期における心臓リハビリテーション
心リハって何なのか、どのようなリハビリテーションなのか。
回復期リハビリテーション病棟において知っておいて欲しい心リハの内容をお伝えします。
- 心臓リハビリテーションとは
- 心臓リハビリテーションにおける目標・Goal設定
- 心臓リハビリテーションの効果
- 回復期リハビリテーション病棟での心臓リハビリテーション
- 心不全の既往のある大腿骨頸部骨折症例
- 心筋梗塞と脳梗塞を併発した症例
- ADLが低下した重症心不全症例
回復期における循環器疾患のリスク管理
急性期病棟と違い、医学的データが少なくなる回復期リハビリテーション病棟においてはリスク管理も大変です。
やはり、患者さんから得られる情報をキャッチすることが大切だと考えます。
- 循環器疾患のリスク管理の考え方
- 循環器疾患のフィジカルアセスメント
- 視診;頚静脈怒張 浮腫 末梢循環
- 聴診;心音
- 触診;冷感 検脈
- 打診;心濁音
患者教育・生活指導
心リハにおいて患者教育は非常に重要です。
長期間患者さんに接することができる回復期リハビリテーション病棟において適切な患者教育を実践しましょう。
- 虚血性心疾患二次予防
- 心不全再発予防
- 運動処方
- 栄養指導
訪問心臓リハビリテーション
心リハは入院期間中だけ行えば良いというものではありません。
退院後も継続して心リハを実践するために訪問リハビリを活用しましょう。
- 地域における心臓リハビリテーション
- 訪問心臓リハビリテーション
- 包括的疾病管理プログラム
最後に
高齢化を土台とする循環器疾患は当面の間増加することが予想されます。
循環器病対策基本法が施行され、国としても循環器病への対策に乗り出しています。
心不全を代表とする心疾患に対応できるメディカルプロフェッショナルの育成は大きな課題です。
その中で、理学療法士、作業療法士は医療と運動の専門家として必ず役に立つことができると信じています。
1人でも多くの方に当セミナーをご受講頂きこれからの時代に対応できるセラピストになって頂けますと幸いです。
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