脳血管疾患の階段昇降トレーニングの重要性について考える

階段昇降は、日常生活において私たちが当たり前に行っている活動の一つです。

しかしながら、その重要性は我々の健康と独立性に深く関連しています。

特に高齢者や障害のある個人にとって、階段昇降の能力を維持または向上させることは、より健康的で満足度の高い生活を実現するための鍵となります。

その理由について今日は考えてみたいと思います。

 

階段昇降トレーニングの重要性について

階段昇降トレーニングは心身機能に対して多大な影響を与えます。

その理由について今日は解説してみます。

 

〇筋力と持久力の向上

階段昇降は、下半身の筋肉を効果的に鍛える効果があります。

特に大腿筋やヒラメ筋などの筋肉が活発に働きます。これにより、筋力と持久力が向上し、日常生活の活動に対する耐性が高まります。こうした強力な下半身筋力は、転倒予防にもつながります。

 

〇心肺機能の向上

階段昇降は、心肺機能を改善する有効な有酸素運動です。

心臓と肺を健康に保ち、酸素供給を最適化するためには、定期的な階段昇降が役立ちます。

これは、高齢者にとって心血管疾患のリスクを低減するのにも役立ちます。

こうしたトレーニングは高齢者のリハビリではよく利用すると思います。しかしながら脳血管疾患のリハビリでは避けられる可能性があります。

その理由として、階段昇降を利用することで過剰な筋収縮が働き、連合反応が働いてしまうからということもあります。

 

しかしながらそれを抑制しながら階段昇降練習をする方法があります。

その方法について興味があるのであればこちらのセミナーをチェックしてみてください。

 

脳卒中片麻痺患者様の階段昇降に必要な上下移動動作の獲得とリハビリ

講師:弓岡光徳先生

大阪人間科学大学 理学療法学科 教授 / 理学療法士

 

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