作業療法士必見|上肢の動きに下肢の支持性は必須です
脳血管疾患の座位姿勢において、上肢トレーニングはとても重要な役割を担います。
上肢を持ち上げる、という動作は、肩関節の動きだけではなく、
下肢の支持性がしっかりしていないと、上肢を持ち上げることは困難です。
しかしながらどうしても上肢は上肢、下肢は下肢と分離して考えていませんか?
今日は上肢を持ち上げる際の体幹の動きや下肢の支持性について解説してみたいと思います。
上肢のリーチ動作の際に下肢の支持性はどう働くのか?
上肢を持ち上げ前方にリーチする動作は、物を把持する動作においてとても重要な役割を担います。
この把持動作とは、目と手の協調性について着目する必要があります。
自分の体と物体との距離感を図り、
その対象物に手を伸ばすことや対象物をつかむときの
手の協調的な働きについて考える必要があります。
そこには感覚入力だけでなく
知覚や認知、活動など複合的に考える必要があります。
脳卒中片麻痺のリハビリにおいて、
環境の中で効果的に行動する能力を獲得するためには、
このリーチ動作と把持動作の獲得が必要不可欠になります。
その時には体幹の働きだけでなく、下肢の支持性についてもトータル的に考える必要があります。
こうした働きを考えるうえでおすすめのセミナーはこちらです。
②2024年7月25日(第四木曜日)20:00~21:30【オンライン開催】
理学療法士・作業療法士のための脳卒中片麻痺の上肢リーチ機能リハビリ|前方リーチと把持機能の基本

講師:北山 哲也 先生
森山脳神経センター病院 / 理学療法士 / IBITA / JBITA Bobath Basic Course Instructor