脳卒中片麻痺患者様の装具は毎日チェックすべき理由とは?

脳卒中片麻痺患者様が自宅復帰をしてこられてから、安全に生活できているかどうかをチェックすることもそうですが、

病院で選定していただいた装具がきちんと体に合っているかどうかをチェックすることは欠かせません。

 

先日私が担当していた患者様が、装具が擦れてあざになっていたという事例を経験しました。

当たり前のことではありますが、麻痺側に装具を装着しているため

感覚障害で擦れがずっと続いていることになかなか気づけていませんでした。

今日はこうしたお話をしてみたいと思います。

 

脳卒中片麻痺患者様の装具のチェックは欠かさずやろう

脳卒中片麻痺患者様は当たり前のことではありますが、感覚障害を呈する方も少なくありません。

そのため、自分では気づかないうちに傷ができていたということも考えられます。

 

今回の私の患者様は、職場復帰をされているため長時間屋外歩行をされておられました。

また、夏場であることもあり皮膚も湿潤状態になっていて、装具が皮膚に擦れてあざになりやすい環境だったようです。

 

私自身もこうした環境であることを考慮して、毎回チェックを欠かさず実施していくべきだったと反省しています。

 

特に感覚障害があるからこそ、こうした擦れや傷などは徹底的にチェックしていかなければ、ここから感染や褥瘡に繋がる可能性は往々にして考えられます。

 

だからこそ今一度気を引き締めて患者様の対応に当たろうと思った次第です。

自分で装具の脱ぎ履きをされるからこそ、きちんとチェックをしなければいけませんね。

 

こうした脳卒中片麻痺患者様のリハビリについて、あなた自身が悩んでいるのであれば、

ぜひこうしたセミナーもチェックしてみてください。

 

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実症例で学ぶ脳卒中片麻痺の歩行評価とリハビリの進め方|動作分析のために必要な歩行周期の理解とメカニズム

 

講師:奥野 泰介 先生

加納総合病院 

リハビリテーション科 科長

理学療法士