運動器疾患でも生理学の知識は重要

循環器疾患や呼吸器疾患であれば、生理学的知識は重要なのはわかると思います。

整形外科疾患でもこうした生理学的な知識が重要だということはわかっていても、

どうしても生理学的な知識の補充が苦手だと感じている方もおられるのではないでしょうか?

 

例えば

  • 筋収縮に伴うメカニズム
  • ATPの動きやアクチン、ミオシンの働き
  • 筋収縮に伴う生理学的な血圧上昇のメカニズム

など様々な情報の理解はとても大切です。

こうしたことについて今日は少しお話をしてみたいと思います。

 

運動器疾患でも生理学的知識を考えよう

骨格筋の収縮が、糖代謝や内分泌機能とリンクしているということについてあなたは理解していますか?

ダイエットをしている方はこうした糖代謝の話はよく耳にすると思います。


しかしながらそうしたことだけではありません。

具体的には筋収縮を伴う運動によって、

  • 骨粗鬆症抑制
  • 腫瘍抑制
  • 脳の海馬へBrain Derived Neurotrophic Factor(BDNF)発現促進による認知機能の改善
  • 脂肪・糖代謝改善
  • 褐色脂肪細胞化して熱産生亢進を促す抗メタボリック症候群効果

など、その他身体に有益な効果を及ぼすと言われているのです。


筋収縮に伴って筋力がつくだけではなく、こうした内科的なところにも様々な影響が得られるのですね。

運動がもたらす筋収縮と精神面に関する影響とは?

少し話は変わりますが、経営者の方々は筋トレを日課にされるということを聞いたことはありますか?

筋トレをするとストレスホルモンが低下すると言われています。

ストレスホルモンは副腎皮質から分泌されストレスがかかるとコルチゾールというホルモンが増加すると言われています。

実際にうつ病患者様はコルチゾールの血中濃度が高いと言われており、適度な筋トレが重要だと言われています。

精神面の安定化には筋トレが重要だということがわかると思います。

 

こうした生理学的な知識を学んでみませんか?