腰痛治療において覚えておきたいこととは?
あなたも臨床の中で、腰痛を呈する患者様に出会ったことがあると思います。
こうした患者様は特にクリニックや整形外科においてとても多くみられ、
何度も同じ症状を呈する患者様のリハビリに悩んだという経験をしたという方も少なくないのではないでしょうか?
一般的によく聞かれる症状としては
- 腰が痛くて動きにくい
- 足に放散痛のような痛みやしびれが出る
- 足に力がうまく入らない
こうした訴えをよく聞くことが多いのではないでしょうか?
その場合に我々セラピストが覚えておくべきこととはいったい何でしょうか?
今日はこうした腰痛治療について重要なことを考えてみたいと思います。
腰痛を有する患者様はどれくらいいるのか?
厚生労働省が発表している国民生活基礎調査の概要では、腰痛が最も多く、その次に肩こりや鼻水、咳や痰、四肢の関節痛といった症状が多いというデータが出ています。
それくらい腰痛や肩こりは国民の健康を阻害すると言っても過言ではありません。
そのため我々セラピストは腰痛治療を徹底的に学び、他職種にも負けない知識や技術を身に着ける必要があるのではないでしょうか?
これから後期高齢社会が進行し、どんどん腰痛を有する疾患は増えてくることが予想されます。
そのためクリニックで担当する患者様は腰痛を有しているということが圧倒的に増えてきた、なんてことも当たり前におこってくるのではないでしょうか?
腰痛の種類はどのようなものがあるのか?
では、一概に腰痛と言っても種類があるのをご存じでしょうか?
自分自身のことを考えてみてもらえるとわかりやすいと思いますが、日常的に疲れが蓄積して腰痛を呈しているということはあると思います。
お子様の育児をされておられる方は特によくわかるのではないでしょうか?
子供を抱っこしていると腰の痛みが強いと感じることもありますよね?
こうしたレントゲンなどを取らなくても腰痛が出現していることを一般的には非特異性腰痛と呼ばれます。
逆に画像診断などで原因が特的できる腰痛のことを特異性腰痛と呼ばれます。
本来一般的に腰痛を呈する85%は非特異性腰痛と言われてきましたが、最近の報告では22%という報告もあり、腰痛の原因を判断できる比率が従来に比べて多いようです。
しっかりと評価することで原因が特定できるケースも増えていると言えるので、徹底的に腰痛治療の技術を身に着けてみませんか?