狭心症や心筋梗塞のリハビリの注意点とは?
虚血性心疾患のリハビリと聞くと、なかなか耳なじみがないかもしれません。
しかし、狭心症や心筋梗塞と聞くとどうでしょうか?
それならよく経験しますという方もおられるのではないでしょうか?
こうした疾患の運動療法は心拍数を運動処方に活用します。
ターゲットハートレート(Target Heart Rate)という言葉は聞いたことがあるでしょう。
では、なぜ運動負荷の目安に心拍数が用いられるのでしょうか?
今日はこうした内容について解説してみたいと思います。
狭心症や心筋梗塞のリハビリでは心拍数のチェックが重要な理由とは?
虚血性心疾患、つまり狭心症や心筋梗塞のリハビリを担当する方は、意外と少ないのが現状かもしれません。
日本はアメリカなど他国に比べ、狭心症や心筋梗塞が少ないというデータがあるようですが、実際こうした疾患を担当する方もおられると思います。
こうした疾患を担当するうえで重要になるのが、心臓カテーテル検査です。
これは、鼠径部や上腕動脈から心臓の各部屋や冠動脈に向けてカテーテルを入れ、その中の圧力を測定したり、筋肉や弁の動き、冠動脈の狭窄具合などをチェックする検査になります。
これらを理解したうえで、我々は患者様の心機能を理解し、どの程度の運動負荷ならかけても大丈夫かどうかを判断すべきなのです。
その時に重要になるのが、心拍数です。
心拍数を指標にしながら、どの程度であれば、運動負荷をかけて大丈夫かどうかを判断します。
ではその基準は?
本セミナーではこうした指標について解説させていただきます。

2024年7月29日(月)20:00~21:30【オンライン開催】
若手理学療法士・作業療法士向け心リハシリーズ初級編|虚血性心疾患の基礎

講師:真鍋 周志 先生
医療法人渡辺医学会 桜橋渡辺病院
/ 理学療法士 / 呼吸療法認定士 / 認定理学療法士(呼吸、循環器) / 心臓リハビリテーション指導士 / 心不全療養指導士