がん患者の疼痛緩和に電気刺激療法が効果的な理由とは?
あなたは電気刺激療法(以下EMS)を臨床の中で利用していますか?
意外と利用していないという方も多いのではないかと思っています。
特に新人の頃は電気刺激療法よりも徒手療法に重きを置いて勉強しており
電気刺激療法については後回しになっているという方もおられるのではないでしょうか?
新人の頃の私は特にそうでした。
電気刺激療法のメカニズムはとても複雑であまり手にしてはいませんでした。
しかし年々治療技術を高める中で、電気刺激療法を併用した運動療法を提供した方が効果が高いと感じるようになり勉強を始めたのを覚えています。
特に訪問現場ではこうした知識を患者様から聞かれることがあります。
また、近年がん患者様に対する疼痛緩和に効果を有しているということもわかっています。
今日はそうしたお話をしたいと思います。
電気刺激療法を利用することで除痛の時短に繋がる
電気刺激療法では、皮膚表面に電極を貼り、低周波~高周波の電気パルスを体内に送ります。
最も一般的なのは「TENS(経皮的電気神経刺激)」と呼ばれる方法で、これは主に鎮痛を目的とした非侵襲的な療法です。
薬物による鎮痛とは異なり、電気刺激療法は副作用が非常に少ない点も大きな利点です。
長期的な使用でも依存性がなく、妊娠中や高齢者にも比較的安全に使用できます(ただし、心臓ペースメーカー使用者やてんかんのある人は使用に注意が必要です)。
電気刺激療法が痛みの除去に効果的である理由は、神経伝達のブロック、脳内鎮痛物質の促進、そして筋肉のリラクゼーションと血流改善という複数の作用機序にあります。
科学的根拠に基づいた安全性の高い治療法として、慢性痛やリハビリ治療において欠かせない技術なのです。
超音波治療器があるならぜひ使ってみよう
超音波治療器は急性期における疼痛管理だけでなく、慢性疼痛にも有効です。
また近年のコロナ禍におけるフレイル・サルコペニア予防にも電気刺激療法が注目されており、
クリニックや在宅でのリハビリにおいても、電気刺激療法が注目されてます。
そのため電化製品としても自宅で気軽に使える機器が多数販売されています。
こうした電気刺激療法について我々セラピストは
しっかりと勉強しておかなければ、在宅において患者様に「この治療器買おうと思うんだけどどうかな」という質問に対して適切なアドバイスはできません。
リハビリは運動療法単独で行うよりも超音波を併用した方が効果が高いことが既に実証されています。
- この症状は超音波療法の適応なのか?
- この疾患は超音波を照射しても問題ないのか?
という日々の疑問に対して考えるべく、
超音波治療を基礎的な部分から丁寧に見直し、
生体に対してどのような特徴があるのか、
臨床ではどのように使用すると効果が高いのか
ぜひ学んでみませんか?
電気刺激療法の知識は訪問現場こそ勉強しておこう
CMで長渕剛やC・ロナウドが起用されている商品は有名ですが
高齢者へのEMSもこのコロナ禍で注目されているのをご存じですか?
高齢者の大腿四頭筋にEMSを設置することで健康寿命が延びたという研究データも出ているほどです。
コロナ禍になってなかなか活動量が確保できないことで
EMS商品を購入される方は増えてきています。
しかしリハビリ現場ではどうでしょうか?
実際使われている場面は少ないように思います。
私の働いていた回復期病院にもEMS機器はありましたが、ほこりをかぶっていました。
ほとんどだれも使ってはいなかったんですよね。
その理由は「意外とみんな効果を知らないから」というのが一番の理由ではないでしょうか?
しかし電気刺激療法は利用方法を知ってしまえば、かなり有用な治療機器です。
もしあなたが臨床でのリハビリに悩んでいるのであれば、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
がん疼痛に対する経皮的電気刺激療法(TENS)の効果と実践方法
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