せん妄はなぜ発現するのか?
脳卒中片麻痺患者様の中でも左片麻痺の患者様のリハビリを担当した経験はありますか?
こうした疾患について特徴的なのは半側空間無視ではないでしょうか?
他にも
- 半側空間無視
- 病態失認
- 構成障害
- 運動維持困難
- 地誌的見当識障害
といった症状だけでなく
せん妄や注意障害、感情障害などの精神症状が出現します。
特にせん妄という症状をあなたは知っていますでしょうか?
右半球障害によってよく見られる病態のようです。
作業療法士は知っておきたいせん妄症状とは?
急性期から回復期にかけて、臨床現場でよく出会うのが「せん妄」です。
理学療法士や作業療法士として介入したいと思っても、「どこまで関わればいいのか」「対応で悪化させないか不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。
せん妄は一過性の意識障害ですが、誤った対応は患者様の不安や混乱を強め、リハビリの進行を妨げることもあります。
しかし、せん妄だからといってリハビリを止める必要はありません。重要なのは、患者の状態を正しく評価し、環境調整や声かけ、安心感を与える関わりを意識することです。
適切なアプローチを行うことで、せん妄の悪化を防ぎつつ、安全にリハビリを進めることが可能です。
エポックセミナーでは、せん妄の基本理解から、理学療法士・作業療法士ができる具体的対応、多職種連携のポイントまでを、実際の症例を交えながら解説していただきます。
せん妄を予防・ケアするための医学的知識|せん妄の予防とケアでPT・OTが知っておきたい視点
講師:齊藤 隆一先生
山口県済生会豊浦病院 リハビリテーション科 副技師長 作業療法士