脳卒中片麻痺患者様の痛みをどのように考えるべきか?
脳卒中片麻痺患者様の膝の痛みなどが日常生活や、動作の妨げになる場面はよく見かけます。どうしても早期離床・早期歩行を求められる現状において、身体の調整をうまく進めることができないということは少なくありません。
その場合どのようにこの痛みを調整していくべきなのでしょうか?
今日は脳卒中片麻痺患者様の膝の痛みについて考えてみたいと思います。
脳卒中片麻痺患者様の膝の痛みをどのように考えるべきか?
脳卒中片麻痺患者様の早期離床・早期歩行によって歩行練習をどんどん進める中で、膝の痛みを呈する患者様は少なくありません。
- 麻痺側下肢への荷重がうまくいかない
- 身体の身体重心がずれている
- 無理な力が入っている
など様々な問題が原因で膝の痛みを呈することは多いと思います。
その場合考えるべきは、歩行周期や正常動作において、バイオメカニクス敵にどこが逸脱しているのかを考えなければいけません。
どうしても歩行動作において歩行速度を上げて早く自宅復帰を促したいという気持ちはわからくはありません。
しかしながら無理な動作を続けて身体に負担を強いてしまうより
少しレベルを下げて身体が得られるべき歩行動作におけるバイオメカニクスに基づいた運動動作学習を積極的に練習する方が
私は効率的な歩行動作の獲得につながると考えていますが皆さんはいかがでしょうか?
もしこうした内容に興味があるのであれば、こちらのセミナーをご紹介させていただきます。
脳卒中片麻痺のリハビリで覚えておきたい歩行動作治療の原則|片麻痺患者の疼痛の考え方

講師:奥野 泰介 先生
加納総合病院
リハビリテーション科 科長
理学療法士
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。