心リハを呈する患者様のADLは徹底的に学ぶべき理由とは?

心疾患や呼吸器疾患の患者様も年々増加傾向にあり、

こうした問題を抱える患者様は合わせて増えてきていると言っても過言ではありません。

だからこそ、心疾患や呼吸器疾患の患者様の病態をきちんと理解して

リスク管理を徹底することが何よりも重要だと感じています。

 

そして何より心疾患間患者様の日常生活レベルを徹底的に評価し

どのような生活スタイルを確立すべきかを把握し、提示できるようになっていかなければいけません。

今日はこれからの理学療法士や作業療法士はぜひ心リハや呼吸リハを学ぶべきだという理由について解説します。

 

心リハを学ぶことは患者様のリスク管理に繋がる

心リハを学ぶことは患者様のリスク管理に繋がるという話は

耳にタコができるくらい聞いたことがあるのではないでしょうか?

我々理学療法士・作業療法士は患者様の早期離床、早期歩行において

運動負荷をかけながら離床を図り、自宅退院に向けて日々頑張っていると思います。

しかしながら、こうした運動療法を提供する上で、

患者様の病態及び今の状態をきちんと理解していない状態で離床を促すとどうなるでしょうか?

 

例えばベッド上臥床で血圧が落ち着いていたとしても、

ヘッドアップをすることで起立性低血圧が生じてめまいが出たという患者様がおられたとしましょう。

あなたはどのような評価を行い、どのような対処法をしてリハビリを進めますか?

 

離床がなかなか難しいなと感じることはとても多いと思います。

私自身もめまいや吐き気などで離床が困難であった事例も何度も経験してきました。

 

こうした時に重要になるのは患者様の病態の理解や内服状態、血液検査データなどの医学的情報を統合して、どのようにチームで離床に取り組んでいくかという知識や技術です。

他職種と話すためにはリハビリ技術だけではなく、チームとして患者様に重要な知識は身に着けておかなければいけません。今回の話であれば患者様の病態生理学はきちんと理解しておかないと、なぜ起立性低血圧が出現しているのかを相談することは出来ませんよね?

 

そして何より、患者様がどのような日常生活を送っているのか、何がリスクになるのかをきちんと把握しておかなければいけません。

 

こうした循環器系の問題を抱える患者様はこれから年々増えてくると予想されます。

だからこそこれからのセラピストには心リハや呼吸リハの知識を身に着けていただきたいなと思っております。

 

心リハを学ぶなら患者様のADL・IADLを考えよう

心疾患の患者様のリハビリを担当する機会はこれからさらに増大します。

その中で日常生活をどのように過ごすのかを考える必要があります。

基本的な日常生活から応用的な日常生活に向けて、どのような負荷がかかるのか、

どのように代償手段を使って対応していくべきなのか、

 

病院では実際できても自宅では環境が悪くやっていないということも少なくありません。

こうした環境調整を考えることも、今後は重要になります。

 

理学療法士や作業療法士のための心疾患に対するADL・IADLを考える

講師:武田 智徳 先生

新潟南病院リハビリ部
心臓リハビリテーション指導士,認定作業療法士,心不全療養指導士,博士(保健学)

 

 

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