心リハ理解に必要な心肺運動負荷試験|エポック心リハスクール#975
講師:真鍋 周志 先生
理学療法士 / 呼吸療法認定士 / 認定理学療法士(呼吸、循環器) / 心臓リハビリテーション指導士
運動療法に必要な嫌気性代謝閾値(AT)の理解と適正負荷量
心臓リハビリテーションは基本的に心肺運動負荷試験(Cardiopulmonary Exercise testing:CPX)結果に基づいた運動処方が原則です。
心肺運動負荷試験は医学の中でも数少ない運動負荷を伴う試験であり、
運動生理学においてはとても重要な指標を示してくれます。
しかし、実際の現場では無酸素性作業閾値(AT)しか活用されていなかったりします。
他にもたくさんの情報を与えてくれているのに、実にもったいないですよね。
このセミナーの到達目標は
『心肺運動負荷試験(CPX)の結果を読み解くことができる』
ことです。
このセミナーを受講することで以下のことが身につきます。
・心肺運動負荷試験の結果を理解することが
・運動生理学に強くなる
心肺運動負荷試験を理解するにはまず基礎運動生理の理解が必要です
心肺運動負荷試験は心臓リハビリテーション指導士の試験においても難しいとされています。
おそらく、心臓リハビリテーションに携わっていないと関わることがない分野なので、知識がありません。
まず必要なのは基礎的な運動生理学です。
さらに、循環器疾患についての病態の理解も欠かせません。
私はこれらを合わせて病態運動生理学と解釈しています。
これらの知識があれば心肺運動負荷試験の結果を解釈しやすくなりますので、そちらのお話もしていきます。
このセミナーを受けて欲しい人
○病院で心肺運動負荷試験を実施しているがイマイチ活用できていない
○今より深く臨床での運動生理学を深めていきたい
プログラム
①心肺運動負荷試験の指標の解説
心肺運動負荷試験には特有の指標がたくさん出てきます
まずはそれらを理解するところから始めましょう
②循環器疾患特有の運動時の反応
心不全や虚血性心疾患患者さんは正常とは異なる循環応答が起こります
心臓リハビリテーションにおいてはそのような患者さんを相手にするため、病態を理解しておきましょう
③心肺運動負荷試験の実際
実際の症例を通して心肺運動負荷試験の結果を解釈していきましょう
