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動作分析の臨床応用|胸郭から紐解く運動器疾患とアプローチ#950

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安藤 正和 先生

安藤治療院 理学療法士、鍼灸師

 

 

臨床において円背や側弯を呈している四肢の運動器疾患の患者様は少なくありません。

これらの治療についてあなたは悩んでいませんか?

 

・円背、側弯患者様の評価方法がわからない

・どのように治療をすればいいかわからない

・胸郭の動きをもっと捉えられるようになりたい

 

このように感じているセラピストにはこのセミナーがおすすめです。

 

 

エポックで学ぶと円背や側弯はありふれたアライメントだと理解できます


前述したとおり、円背や側弯を呈している四肢の運動器疾患の患者様は多いにもかかわらず

ほとんどの患者様はそれに気づいていない事が多いです。

 

またセラピストも、変形性脊椎症として認識し、

胸郭を「大きな塊」として分節運動はできない、

または年齢により生じた「老化の形」と考えてしまいがちになっています。

 

胸郭は胸骨、肋軟骨、肋骨、胸椎と肋間筋から構成され、胸肋関節、肋横突関節、肋椎関節、胸椎椎間関節によって多関節運動連鎖を持っています。

 

そのため、ちょっとした筋緊張のアンバランスによって脊柱のアライメントが崩れたり

円背や側弯を呈することは多いです。

 

セラピストはこの気づきが臨床上必要になりますので、

本セミナーに興味がある方はぜひご参加ください。

 

円背、側弯治療にはまず胸郭の理解が不可欠です


 

胸郭の主な機能として、呼吸機能があります。

そのため、運動器疾患では動作分析において上部体幹と捉えられがちです。

また、胸郭の運動を主に対象にして研究が進んでいるのが呼吸リハビリテーションの分野のため、

運動器疾患や外来業務ではなんとなく苦手なセラピストの方も多いのではないかと思います。

 

しかしながら呼吸機能の評価も整形外科疾患においても重要な要素になります。

例えば脊柱・体幹の固定性や安定性を高めるために、呼吸機能、胸郭機能の評価が必要になります。

このあたりの機能が弱ければ、整形外科疾患であってもアプローチをしていかなければいけません。

 

 

そして、陸上生物にとって、重力下で初めて行い、終生にわたり続くADL動作は「呼吸」です。

ホモサピエンスは他の生物より移動能力(直立二足歩行)の獲得に時間がかかるのですが、

重力下で直立するために、何もできない乳児から、脳の反射と統合により、呼吸運動に関わる筋の活動によって重心移動を可能にしていきます。

 

つまり、我々のADL動作は呼吸機能が主軸となって形成されているわけです。

 

病棟などで、寝返り動作や起立動作、歩行など多くの動作分析で悩んでいる方や、

外来で同じ関節を複数回受傷する患者様を担当する方は、ぜひ一度胸郭について掘り下げてみませんか?

 

 

それらの評価にはレントゲン画像だけでなく、筋活動の評価も含めて考えていかなければいけません。

 

本セミナーでは、胸郭の解剖学的な知識だけではなく、

胸郭の筋活動においてエコーを用いてどのような筋収縮が行われているのか

円背や側彎症の患者様の筋活動がどのような解剖学的、生理学的、運動学的問題を抱えているか、エコーなど用いて検討してきた内容と共に、昨今の研究結果をもとに考えていただきたいと思います。

 

 

プログラム

1 総論

胸郭の解剖学的知識

生理学的知識

運動学的知識

2 ADL動作での胸郭運動

3 エコー観察による筋活動

4 臨床応用 後側彎症に対する胸郭アプローチ