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臨床で役立つ動作分析方法 〜生態心理学的視点を加えて〜#913

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玉垣 努 先生

神奈川保健福祉大学 / 作業療法士

 

 

動作分析の基礎から徹底的に学びたいあなたへ


私たちは、常に転ばないように安定した姿勢の中で活動・生活を行っています。

身体障害領域の共通項として、最も基本的な「基礎的定位」の障害を受け、患者は動きづらくなることです。

麻痺や欠損のために動き方がわからない場合、姿勢を保持しようと柵や車いすにしがみつきます。

何とか動こうと試みても、固定的な姿勢から脱せられず、上肢もバランスに影響され努力的で粗雑な操作しかできない場合が多いです。

 

臨床動作分析は対象者の動作障害に対し、

 

・どのように動作の改善を与える活動を選択するか、

・どのように治療者は対象者に介入するか、

・その結果どのように動作障害は改善したか、

 

ということを分析および検討することを中心としています。

 

そのため大切なことは、評価のための分析ではなく治療につながる情報をいかに収集していくかが重要なポイントとしています。

いくつもの視点を治療者が持ちあわせることは、対象者の障害に対して臨機応変に分析できるとともに理解を深めることに役立つものと考えます。

 

このエポックセミナーをうけると・・・

臨床動作分析は、解剖、生理、運動学を基礎としていますが、

実際の人を対象とした時に限界もあります。

我々は、生態心理学的な視点も含めて理解を含めてまいりました。

臨床動作分析という聞き慣れたワードですが、

障害関係なく人の動き方の合理性を理解することで、改めて障害による不便さやリーズニングができるようになると思います。

 

今回は、臨床動作分析の基礎から “アフォーダンス”の概念を取り入れたリハビリテーションの考え方、実際のアプローチ方法の実技などについてご講演いたします。

短い時間ですが、気づきや発見が一緒にできるといいと思っています。できるだけエビデンスも含めたリーズニングが出来るよう心がけます。

実技も難しいかとも思いますが、練習法も含めて提示しますので、一緒に動いてチャレンジしてみてください。

 

プログラム

〇臨床動作分析とは

・クラインフォーゲルバッハの運動学を導入した理解

・アフォーダンスについて

・パーキングファンクションとは?

・ダイナミックスタビライゼーションとは?

・ブリッジ活動とテンタクル活動

 

〇活動における治療的誘導とは?

・アクティビティを考える

・端座位における支援活動

・生態心理学からみた理解

・セラピストの役割