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上肢のアライメントから考える脳卒中片麻痺患者の歩行アプローチ#878

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八木 大樹 先生

パナソニックエイジフリーケアセンター京都椥辻・訪問看護ステーション / 理学療法士

 

 

 歩行時の下肢振り出し改善に行き詰まっている人へ


今までの臨床経験の中でも、特に回復期でのリハビリテーションの経験が長く、

歩行能力の向上・改善に関しては一番考えてきたといっても過言ではないと思います。

 

歩行時の悩みには、「荷重が乗らない、かけられない」以外にも、

歩行時の振り出しのクリアランスが確保できず、歩行が自立できない人って多いと思います。

 

下肢の振り出しの困難さは、特に中枢疾患の患者さん・利用者さんに関しては、

評価をする上で「下肢の随意性の低下」という問題点になりやすく、アプローチも分離運動の促通などになりやすいのが現状です。

 

分離運動の促通が悪いというわけではありません。

むしろとても重要なアプローチだと思います。

 

ですが、下肢の随意性が低くても問題なくクリアランスを確保して振り出しができる方もいれば、

反対に下肢の随意性が高くても下肢の振り出しに難渋するといった症例も実際多く存在すると思います。

 

これらの違いは一体どこにあるんでしょうか?

 

このエポックセミナーを受講すると・・・

・姿勢の観点からなぜ下肢の振り出しがでにくいのか理解することができる

・姿勢を大まかに分類して姿勢ごとのアプローチの方向性を決めることができる

・今の自身のアプローチに加えることで、より効果的になる上肢へのアプローチの仕方がわかる

 

今回は姿勢制御の観点、特に骨盤の傾きに着目する方法で、

今までのアプローチにひと手間加えることで、下肢の振り出しが改善する方法をお伝えしたいと思います。

 

 

下肢振り出しの鍵は骨盤の傾きにある


今回は骨盤の傾きに着目して、上肢のアライメントから歩行時の振り出し改善にアプローチする方法を紹介します。

歩行では、上半身をパッセンジャー、下半身をロコモーターと呼び、

上半身は歩行の推進力には関与しないと言われています。

 

僕自身がそうでしたが、歩行改善を図るアプローチは特に理学療法士の方では下肢、

よくみている人でも骨盤・体幹までのアプローチが多いと思います。

 

現在では、

「上肢のアプローチは作業療法士に任せればいい」

「理学療法士は足を見るべき」

と考えているセラピストの方は少なくなっていると思いますが、

 

「上肢のアプローチといっても何をしていいかわからない」

と思っている人は多いと感じます。

 

僕自身、上肢の機能について豊富な知識があるわけではありません。

ですが、姿勢から考えることによって、上肢のアプローチが歩行に影響していることがわかってきました。

 

今回は姿勢制御の観点から上肢のアライメントが、いかにして骨盤に影響を与え、

それが歩行時の下肢にどのように影響するかをお話ししていきます。

 

簡単に言うと、「上肢のアライメント→骨盤→下肢の動き」の関連から考えれば、自ずと必要なアプローチがわかってきます。

 

今までのアプローチを止める必要は全くありません。

むしろ今行っているアプローチをさらに効果的にするために、

今回のセミナーを聞いていただきたいと思っています。

 

理学療法士の方だけでなく、作業療法士の方も、「自分の今行っている上肢へのアプローチがどのようにして患者さん・利用者さんの歩行に影響しているか」がわかるようになります。

今回の内容は、脳卒中片麻痺の方を取り上げていますが、

姿勢に関連する内容なので、実際は中枢疾患の方以外でも応用することができます。

 

 

「中枢疾患の歩行アプローチに苦手意識がある」

「今行っているアプローチが効果的かわからない」

「自分のアプローチの幅を増やしたい」

 

と言うセラピストの方、当日お会いできることを楽しみにしています。