スポーツ選手のリハビリに必要なファンクショナルトレーニング#870
波田野 征美 先生
理学療法士 / Mr.コリとる院長 / Oriental Physio Academy 代表
もうドローインはしない|怪我をせずにパフォーマンスを高める
スポーツ選手に対するコンディショニングとして一番重要なことは、
いかに怪我をせずにパフォーマンスを高めるかです。
そのためには必要なことは筋力や柔軟性といった量的な要素はもちろんですが、
筋力や柔軟性を正しい動きで効率良く、負担なく使う質的な要素を重要になってきます。
本セミナーではスポーツ選手の怪我からの復帰、復帰後のトレーニングのための「正しい身体の使い方」を独自の視点でお伝えします。
武術の動きはファンクショナルトレーニング?
一時期、某元プロ野球選手や元陸上短距離が古武術の動きを取り入れたことにより
スポーツの世界でも古武術を取り入れることが注目されました。
古武術の動きを取り入れることに対して懐疑的な意見があるのも事実ですが、
実際には古武術で使われる動きが効果的なことは研究報告でわかっています。
そのメカニズムもプライオメトリクスのような現代のトレーニング理論や、
運動学で書かれているような運動連鎖の考えで十分に説明可能です。
古武術を取り入れる人の多くは「日本人独特の使い方」という人もいますが、そうではありません。
ヒトの構造上、当たり前で正しい使い方です。
世界のトップアスリートは日本人ではなくても古武術的な使い方をしています。
ですので、古武術の動きを取り入れることは立派な「ファンクショナルトレーニング」と言えます。
講師はテレビで特集されたあの・・・
本セミナーで講義をしていただくのは、テレビ東京の人気サッカー番組『FOOT BRAIN』にてトレーニング理論が特集された波田野征美先生です。
理学療法士としての知識だけでなく、
自身の野球や実業団自転車ロードレーサーというアスリートとしての経験で作り上げたメソッドで
各競技のトップアスリートの指導経験も多数。
オンラインではありますが、トレーニング理論だけでなく、
実際のメニューなども多数紹介する充実の内容となっておりますので、
この機会にぜひご参加をご検討ください。
プログラム*進行によって多少の変更の可能性があります
<1日目>
・体幹トレーニングの定番「ドローイン」は意味がない
・武術の動きの学術的考察
・脱力を生む「体軸」
<2日目>
・姿勢制御に本当に必要な体幹の機能と運動連鎖
・体幹と四肢との連動
・体軸内回旋のメリットデメリット|ナンバ歩きについて
<3日目>
・武術の動きを使ったファンクショナルトレーニングの実際
・武術の動きとプライオメトリクスの実際