感覚の再考③~メカノレセプター・脊髄の役割と臨床応用~#864
中山 直樹 先生
四国医療専門学校 専任教員 / 脳と動きの研究所 みふぁラボ / 理学療法士
理学療法士・作業療法士必見!感覚入力のメカニズムを教えます
皆さんは『感覚』と『知覚』の違いを臨床応用できていますか?
感覚検査 or 知覚検査?
感覚入力 or 知覚再教育?
・・・
ブリタニカ国際百科事典によると、感覚とは・・・
『刺激受容器の活動とそれに続く皮質感覚領までの神経活動に密接に依存していると想定される意識経験』
つまり、四肢・体幹などの末梢の感覚受容器から視床を経由して大脳頭頂葉の一次感覚野にあるブロードマンエリア3(BA3)までが『感覚』と言えるのではないでしょうか。
ここで知覚とは・・・
『動物が外界からの刺激を感覚として自覚し刺激の種類を意味づけすること』とされており、得られた感覚の種類や程度を意識的に判断する点で『感覚』との違いがあるのではないでしょうか。
そういえば『感覚を知る』と書きますね。
このように、意識できる感覚は大脳半球へ、意識できない感覚は小脳へ主に入力されるため、感覚障害といっても臨床的な解釈を深めないと本質をついていないことも多いということになります。
本セミナーでは、末梢の受容器であるメカノレセプターと入力を伝達する脊髄の役割について臨床応用も交えながら感覚を再考します!!
明日からの臨床で、『感覚』と『知覚』を分けて評価・介入できるようになってみませんか?
※前回(1/22開催分)の復習もありますので、単発でのご参加でも十分に理解できます。
※本セミナーの内容の一部や過去のセミナーの内容をブログに掲載中!!
https://blog.ep-och.com/search?q=%E4%B8%AD%E5%B1%B1
≪こんなセラピストにオススメ≫
・感覚障害を呈する対象者の病態解釈に悩んでいる・・・
・感覚検査と知覚検査を分けて評価できていない・・・
・感覚入力と知覚再教育を分けて考えてみたい!!
・知覚への介入による即時効果を体感したい!!
・感覚障害の対象者の脳画像を読影できるようになりたい!!
プログラム
①前回の復習(小脳へのリンクと無意識下の知覚)
②筋紡錘とゴルジ腱器官の感度に対する介入のコツって!?
③マイスナー・メルケル・パチニ・ルフィニの個性と介入視点とは!?
④脊髄での上行性経路はテトリスをイメージ!!
⑤CHORとLight-Touch効果でいまの臨床に+α!!