明日から使える「息切れ」の評価と対応方法#862
早山 敏弘 先生
坂出市立病院 / 理学療法士 / 認定理学療法士(運動器、循環)
運動器疾患、脳血管疾患、内科疾患を問わず生じる「息切れ」
その「息切れ」は正常ですか、それとも異常ですか?
血圧、SpO2を測って、評価を終わっていませんか?
アメリカ心臓協会は心停止を発症した入院患者の80%は、
何らかの異常なバイタルサインや不安定性が生じる期間が8時間前からあると示唆しています。
私たちセラピストにとって、患者の動作能力、ADLを向上させることはとても大事ですが、
リスク管理を行うことで急変を予防することも非常に大切です。
目の前の息切れをしている患者さんは、運動をしてもいいのか?
運動をした時の息切れをどのように解釈し、リハビリプログラムに繋げるのか?
このような臨床でよく目の当たりにする疑問に対し、明日より使える評価、対応方法をお届けします。
「息切れ」に対してのあなたの行動が変わります。
息切れの評価|その呼吸は正常?異常?
今回は、理論編と実践編の二部作で行います。
理論編では、
・息切れの原因
・生命を脅かす危険な疾患
・心不全、呼吸不全のフィジカルアセスメント
を学び、病態と評価の理解を深め、臨床へつなげます。
実践編では、理論編で学んだことを用いて、
危険な息切れを見逃さないために、アルゴリズムに沿って息切れをクリニカルリーズニング(臨床推論)する方法を学びます。
さらに、講師の得意分野であるBLS(一次救命処置)にも触れ、急変時の対応方法についてもお伝えします。
今回のセミナーでは、講義だけでなく講師とのディスカッションや、
ZOOMのブレイクアウトシステムを用いて、受講者同士もディスカッションを行うことにより、
普段の悩みの共有や学習内容をより深く理解できる内容となっております。
・整形疾患しか見ていないため、内科系のアセスメントが苦手だ
・職場に内科系をする人が少なく、相談する人がいない
・施設・訪問リハビリなど医師・看護師が近くにいない環境での勤務が不安だ
・若手指導でリスク管理をどのようにアドバイスしたらいいかわからない
上記のようなお悩みを持っている方に、お勧めのセミナーです。
プログラム
≪理論編≫
1、息切れの原因について
2、フィジカルアセスメントの臨床での使い方
3、呼吸不全の原因と対応方法
4、心不全の原因と対応方法
5、症例を通して、息切れの評価・対応方法を考える(ワークショップ)
≪実践編≫
1、理論編の復習(クイズ形式で振り返る)
2、BLSアセスメント
3、1次、2次アセスメント
4、アルゴリズムに従って、クリニカルリーズニング〈臨床推論〉を行う(ワークショップ)
5、急変時の対応(BLS)