体幹安定化機構へのアプローチ~ドローインは非実用的~#825
波田野 征美 先生
理学療法士 / Mr.コリとる院長 / Oriental Physio Academy 代表
腰痛の改善
バランス能力の向上
四肢筋力のアップ
これらの治療には体幹の安定性が大事だと良く言われます。
体幹の安定化を支えるものは?と言われた時にあなたが真っ先に思い浮かべたのは
腹圧
腹横筋
ドローイン
というキーワードではありませんか?
ドローインとは、腹横筋の収縮により腹圧を高めることを言いますが、
実は体幹の安定性を高めるためにドローインを行うのは間違っていると知っていますか?
これはもはや古い考え方です。
もしも、あなたがいまだに患者さんやアスリートにドローインをさせているのなら
本セミナーを受講してください。
姿勢安定化に必要な腹圧を高めるのは腹横筋ではなく〇〇だけ
前述のようにこれまでは腹横筋を収縮させることで腹圧が高まり体幹が安定化させると考えられてきましたが、今では否定的な報告が多数されています。
腹横筋の収縮では腹圧が上がりません。腹横筋は受動的な収縮で腹圧を高めるのに役立ちますが、腹圧を上げるのは腹横筋ではなく〇〇筋だけということが報告されています。
あなたはこの筋は何か理解していますか?
体幹の安定化を支えるのは腹圧を高めるだけでは不十分です
腹圧が体幹の安定性に関与していることは間違いありませんが、腹圧だけで体幹部を安定させることは不可能です。
体幹部を安定させるだけの腹圧を上げるための筋力はコアユニットにはありません。
他の安定化機構が存在しているのです。
胸腰筋膜や骨盤底筋群などが協調的に働くことで体幹部を安定化させるために必要な力を発揮しているのです。
本セミナーではこれらの筋の解剖や運動学、腸腰筋の触診などを
どのように進めていくべきなのかを学びます。
アナトミートレインやその他の筋連鎖を考慮したアプローチをご紹介
本セミナーでは体幹部を安定化させる複数のシステムとそのための運動療法や徒手療法、エビデンスを紹介していきます。
本セミナーの内容を知れば腰痛はもちろんアスリートとのセッションのレベルが上がります。
プログラム
・コアユニットの機能解剖
腸腰筋
横隔膜
腹横筋
骨盤底筋群
多裂筋など
・体幹の安定化機構とその限界
腹腔内圧理論
後部靭帯系理論
深層筋制御理論
・筋連鎖による腰部安定化機構
・体幹安定化のための運動療法
*若干の変更がある可能性がございます。
