【基礎から学ぶ2days】リハビリテーション場面で役に立つ運動生理学~血圧を中心に~#807
真鍋 周志 先生
理学療法士 / 呼吸療法認定士 / 認定理学療法士(呼吸、循環器) / 心臓リハビリテーション指導士
血圧を一回も測らずに一日が終わることはほとんどないと思います。
それくらい、我々理学療法士・作業療法士・言語聴覚士というリハビリテーション職にとって最も身近なバイタルサインが血圧です。
特に、リハビリテーションでは安静時の血圧はもちろんですが、身体を起こしたとき、運動をした時などに血圧がどう変動しているのかを理解することが求められます。
これは他の職種には求められることがない、リハビリテーション職の専門特化した知識と言えます。
○毎日ルーティンのように血圧を測っている
○アンダーソンの基準土肥変法などに当てはめるしか血圧の活用方法を知らない
○漠然とした不安から気が付くと何回も何回も血圧を測定しているが
○姿勢変化や運動に伴うバイタルサインの変化を理解したい
もしあなたがこのように感じているのであれば、ぜひこのセミナーをお勧めします。
本セミナーでは血圧がなぜ上がるのか?下がるのかを理論的に学ぶことができます。
セラピストが意外と知らない血圧のメカニズムを学ぶ
ほぼ100%に近い理学療法士・作業療法士・言語聴覚士というリハビリテーション職が活用するバイタルサイン。
なのに、あなたは自信をもって血圧について解釈できているでしょうか?
血圧というのは心臓が収縮して拍出した血液が血管の壁を押す力のこと。
その血圧を間接的に測定しているのが上腕血圧です。
つまり、血圧を理解するということは心臓と血管の理解は欠かせません。
なぜ心臓が血液を送り出すのか理由を説明できますか?
要するに『心臓の気持ちになって考える』ことが循環器全般の理解には必要です。
人間の体の調節はすべて意味があって理にかなっています。
血圧を皮切りにして全身状態と言われるものをしっかり理解できるようになりましょう。
セミナープログラム
- 血圧とは?
そもそも血圧って何なのか、何のために測るのか。
血圧の定義と規定因子を理解します。
- 血圧の理解に必要不可欠、血管の基礎知識
血圧は心臓の拍出と血管の硬さで決まります。
運動した時に筋肉に選択的に血液を届ける方法を考えます。
- 4つの血圧の意味
収縮期血圧・拡張期血圧・脈圧・平均血圧
これらの仕組みを簡単に学びます
- 血圧調節のメカニズム
ここまでで学んできた知識を生かして血圧調節のメカニズムについて学びます。
心臓の気持ちになって考えましょう。
- 姿勢変化と血圧の関係
ここから運動生理学です、まずは姿勢の変化に伴う血圧の変動を理解します。
- 筋収縮と血圧の関係
我々理学療法士や作業療法士は運動を利用して患者さんを治療しますので、筋肉の収縮や発揮に伴う血圧の変化を理解することは運動処方、リスク管理において重要です。
- 有酸素運動と血圧の関係
運動の様式によってバイタルサインの変化は異なります。
有酸素運動、無酸素運動とバイタルサインの変化の違いを学びます。
