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歩行自立に必要な方向転換のリハビリ技術を学ぶ#777

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篠原 崇志 先生

立松整形外科・内科クリニック / 理学療法士

 

 

私達は日常生活の中で何気なく歩いているように思われますが

実は様々な要素を含んでいるということをご存じでしょうか?

 

例えば

・まっすぐ歩く

・横に歩く

・後ろ向きに歩く

・一度止まってまた歩き始める

 

歩くということを考えるだけでも単純にこれだけの内容が思いつきます。

しかしながら歩行はただまっすぐ歩くだけではありません。

右に曲がったり左に曲がったり、急激に停止したり後ろを振り返ったりと

様々な要素を含んで歩いているのです。

 

特にリハビリ現場では直進歩行の練習はよく目にしますが

切り替えしや急停止、方向転換の練習はどのようにすればいいのか、何を考えながら治療をすればいいのかが苦手だという話もよく耳にします。

 

本セミナーはそうした悩みを解決する糸口になると思います。

 

エポックセミナーで学べる方向転換のリハビリに必要な知識とは?


 

方向転換を考えるときにまず学んでおきたいのは、関節運動や筋肉ももちろんですが

歩行における慣性力や重力、加速度や床反力、遠心力といった物理学的な内容を理解しておかなければいけません。

 

そしてそこにかかる外力を関節運動や筋活動、そして足底からの感覚入力をどのように情報処理するのかといった知識が必要になります。

 

これらの詳細を統合するために必要な解剖学的知識や、運動学的な知識、そして知っておかなければいけない外力について、本セミナーではわかりやすくお話をいただきます。

 

 

患者様の転倒リスクが高い理由は方向転換に慣れていないからです。


 

例えば、高齢者の方が杖歩行からなかなか独歩に自立できないといった症例をよく目にすると思います。

それらの問題点は筋力や感覚障害といったわかりやすい点に目が行きやすいと思いますが

本当にそうなのでしょうか?

 

私も臨床の中で転倒リスクの高い患者様のリハビリを担当することが多かったですが

患者様は筋力についてはある程度保持されていました。

 

・筋力はあるのになかなか自立に至らない

・感覚も認知もしっかりしている

・呼吸器系もしっかりしているし体力もあるのに・・・

 

こうした悩みを持っているセラピストは少なくないと思います。

 

方向転換を行うために必要な要素は関節運動や筋力だけではありません。

関節内の位置覚や運動覚に対するアプローチが必要になってくるのです。

 

本セミナーでは外力への対応がどのように失敗してしまうと転倒につながってしまうのか。

これらを動作観察も行いつつ紐解いていこうと思います。

 

 

プログラム

・動作におけるニュートンの法則の理解について

・床反力中心(COP)と重心(COG)の考え方について

・慣性力の考え方、臨床への応用について

・転倒の原因について

 

2日目

・実際の方向転換動作についての考察

・方向転換の動作観察のポイント

・方向転換の転倒リスク理解のための評価項目などの紹介

・症例検討