【オンラインセミナー】片麻痺患者の体幹機能を考える#753
大森 崇史 先生
ホワイトデール / 理学療法士(保健学修士)
日常生活を不都合なく送れるようになれること…
患者さん・クライアントにとって共通した課題だと思います。
そして、動作を再獲得し、社会復帰するために患者さん・クライアントは、
自ら実行できる能力を身につけなくてなりません。
そのために私たちは脳卒中片麻痺患者様の治療を受傷早期からリハビリを行っていくのです。
しかしながら活動量が増えて回復してきていても、
どうしても回復期のリハビリで歩行動作やバランス機能など、うまく進まないという悩みも出てくると思います。
そんな時には体幹機能をきちんと評価できるようにしていく必要があります。
このオンラインセミナーでは体幹機能をいかに評価して治療していくかを
理論的にご説明いただきお話しいただく用にお願いしております。
回復期の片麻痺患者治療は体幹機能が重要です
このオンラインセミナーでは、片麻痺患者さんの病態像をきちんと捉え、
その変化を中心に、体幹機能の基礎知識を補完することを目的に講義を進めていきます。
特に寝返り・起き上がり・座位・立ち上がり・立位・歩行動作は正常運動発達を意識しながら進めていく必要があります。
最終的な目標は「効率的な歩行の獲得」です。
全体的に、内容は常にオーバーラップしていきますので、くり返し学習も可能だと思います。
体幹機能がきちんと働くと上肢の分離運動も効率的になります
脳卒中片麻痺になると、麻痺側での感覚入力・理解力の低下や非麻痺側の過活動が起こることによって、
健康な頃と比べて身体図式にゆがみが生じる様になります。
加えて、発症後、身体が動かなくなったことで生じる筋力・体力低下は、
患者様が抱える大きな問題の1つです。
その影響を色濃く受け継ぐのは上肢機能です。
体幹機能がうまく働かないことで上肢機能の連合反応が著明に出てしまうという例は少なくありません。
このセミナーでは体幹機能の評価と治療方法と共に、四肢の動きについての評価方法も併せて学ぶことができます
プログラム
①回復過程における代償動作・獲得された代償動作について
②行動範囲に拡充について:移乗動作・車いす操作・立ち上がり動作・着座動作
③急性期・亜急性期から続く問題点について
④自主練習について
初めての方はもちろん・経験のある方も、体幹機能を考える上での可能性として、自分の身体で経験し、知識と結びつけてみませんか?
皆さんのご参加おまちしております。