【実技で学ぶ腰椎・骨盤の評価】〜フェルデンクライスメソッドに基づいた動きの評価と治療法〜#74
田中 大祐 先生
理学療法士 / IFF公認フェルデンクライス・メソッド プラクティショナー / Feldenkrais Method Practioner
■今回のテーマ 「骨盤から動きを生み出し、リハビリテーションに繋げる」
私たちセラピストが「骨盤の動き」という言い方をしたとき、多くの方は仙腸関節などの微細で繊細な動きをイメージするのではないでしょうか?
本セミナーでは骨盤の動きがどのように生み出され、そしてその動きはどのように連鎖し、全身に広がるのかを自分自身がその動きを体験してみることで、知識の先にある身体・骨格のイメージを変え、深めることができます。
■セラピストにとって「フェルデンクライス・メソッド」は何の役に立つのか?
自身と患者の「動き」を変えること、そしてその変化のプロセスを知ることは
セラピストの仕事を大きくレベルアップさせる!
表面から見た動作分析ではありません。
全身の骨格・筋・そして脳がどのように動作を導き出しているのかに関わります。
この「動きに関わる」最もリハビリ的で、でも捉えどころのないこの視点を理解するためにフェルデンクライス・メソッドという新しいアイデアを利用します!
◼︎フェルデンクライス・メソッドを体験することで・・・
①骨格の構造を知識として知るためには、まず自身のからだで「動き」の連鎖を体験する必要があること!
②人間が「学び変化すること(≒学習)」について考えてみること!
③あなたが伝える「言葉」には、相手を変える力があること!
これらを自身の体験として知るきっかけを得ることができます!
■「フェルデンクライス・メソッド」とは何か?
「本当に学ぶこと」とは何か?を一つのキーワードに、普段使われにくい体の「動き」を通じて普段使われない私たちの身体・脳の働きを引き出すボディワークの一種です。このメソッドは感覚と身体・思考・感情はつねに相互に影響し合っているという発想をベースにして、ヒトをより繊細に観察することで成り立っています。
フェルデンクライスはATMとFIを用いて、クライアントの気付きを生み出します。
ATM(Awareness through Movement:動きを通じての気づき)
⇒主に言葉を使って
FI(Functional integration:機能の統合)
⇒主に手を使って
これらを用いることで、患者様自身が自分の身体への意識付けができるようになり
、より日々の治療効果を高めることが出来るようになります。
【受講生の感想】
・フェルデンクライスについて、もっと知りたくなりました
・実技が多く分かりやすかった
・自身で体験することで実際の変化に自ら気付くことが出来ました。貴重なご講義ありがとうございました
・実技主体でとても勉強になりました
・とても良質でわかりやすかったです
・丁寧で、内容もスキルも高くて良かったです。続けてください