回復期リハビリ病棟に務めるセラピストの専門性と臨床応用#660
中山 直樹 先生
四国医療専門学校 専任教員 / 脳と動きの研究所 みふぁラボ / 理学療法士
回復期リハビリ病棟であなたの専門性は発揮できていますか?
「セラピストの歩行練習が散歩になっている」
という話を耳にしたことはないですか?
PTは機能面をみれていない
OTは生活面をみれていない
こういった問題点が囁かれている中で、
あなたの専門性をきちんと活かしたリハビリテーションができていますでしょうか?
あなたは『回復期リハビリ病棟ってどんなところ?』と聞かれた時・・・どのように答えますか?
『回復期セラピストの専門性は?』と聞かれた時・・・どのように答えますか?
毎年誕生する1万人以上のセラピストの多くが
回復期リハビリ病棟に就職しているため、
回復期リハビリ病棟では若手のセラピストが多数を占めているのが現状です。
一方、回復期リハビリ病棟や回復期セラピストの専門性について
深く理解する機会は少ないように思います。
回復期リハビリ病棟(セラピスト)に特化したセミナーはほとんどないし、
学会にも参加したけど考え方を具体的に臨床に活かせていない・・・
本セミナーでは、回復期セラピスト(PT・OT・ST)の専門性を再考し、
明日からの臨床ですぐ活用・応用できるような機能面・活動面・参加面への介入の工夫をたくさん提示します。
特に回復期リハビリ病棟『専従』の役割を与えられたセラピストはもちろんのこと、
地域包括ケア病棟・老健・訪問・通所などにも応用できる内容ですので、
他分野のセラピストや他職種(看護師や介護士など)の方もぜひご参加ください!!
※以前に開催されたセミナーや今回の内容の一部はブログから!!
https://blog.ep-och.com/search?q=%E4%B8%AD%E5%B1%B1
こんなセラピストにオススメ
回復期リハビリ病棟のスペシャリストになりたい!!
回復期リハビリ病棟でPT・OT・STの専門性を活かしきれていない気がする・・・
回復期リハビリ病棟ならではの機能面への介入視点を手に入れたい!!
取得単位のノルマばかり気にする日々が続いてしまっている・・・
『リハビリテーションの本質』についてこれまでにないような視点から考えてみたい!!
プログラム
1.回復期リハビリテーション病棟とは・・・〇〇病棟!?
2.回復期セラピストに特化した専門性ってあるの?
①専門性の本質
・経過からみた回復期セラピストのミッションとは?
・『ICFバランス能力の低下』とは?
・『ジェネラリストのスペシャリスト』の本質とは?
②機能面の改善
・『PT・OT・ST』と『リハビリテーション』は区別して介入するのはなぜ?
・PT=幅、OT=量、ST=質を意識した機能面のプロフェッショナル?
・『自立』よりも『自律』!!寝たきり患者も『自律』はできる?
③福祉用具の活用
・『治療用』福祉用具の視点があれば機能面も改善できる?
・筋活動・筋出力を改善する『スモールシフト』とは?
・施設退院患者に特化した福祉用具検討の新しい考え方とは?
④リスクの管理
・『3ナイの法則』を用いれば廃用症候群を予防できる?
・回復期リハビリ病棟に特化した転倒アセスメントシートの臨床応用とは?
・脳機能の知識はベッドサイドにおける転倒予防対策に活かせる?
⑤実際場面のADL
・『FIM=動作能力の向上』ではない?『してみようADL』と『していくADL』とは?
・血圧変動や昼夜逆転の改善には脳画像とサーカディアンリズムが活かせる?
・『できるADL』と『しているADL』の差はあった方がよい理由とは?