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新人セラピストのための脳卒中片麻痺者への下肢の治療 ~歩行獲得のために~#632

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小西 健一郎 先生

JBITA認定 ボバース・セラピスト / LSVT global認定 LSVT Big セラピスト(パーキンソン病の運動療法) / 日本理学療法士協会認定理学療法士(介護予防)

 

 

あなたは脳卒中患者様の歩行獲得に対して・・・・・


4月から新人セラピストとして働きだした皆さん
おそらく、回復期リハビリテーション病棟で
脳卒中片麻痺の方にリハビリテーションを行っている方が
多くいらっしゃると思いますが・・・


 

“ちゃんと治療できてますか?”

 

色々な文献を読んだり、
先輩セラピストから教わったりして
”ちゃんと治療できている”方には
この講座は必要ありません。


 

しかし、患者さんを良くしたいという強い気持ちがあるのに
「文献を読んだだけでは具体的な方法が分からない」とか
「先輩は忙しそうでなかなか教えてもらえない」とか
「職場の新人教育プログラムだけでは不十分」など

”知りたいのに教えてもらえないセラピストの方々”にはお薦めの講座です。

 

このエポックセミナーを受けると・・・


・脳卒中片麻痺の基礎的な病態を学ぶことができる
脳卒中片麻痺の患者さんの歩行再獲得のために必要な運動療法を体系的に学ぶことができる
・歩行動作の基礎知識やバイオメカニクスについて学ぶことができる
・歩行動作獲得のために必要な要素を学ぶことができる。
・上記内容を獲得するための運動療法の方法を学ぶことができる。


 

症例に合わせた歩行方法を提示できていますか?


 

脳卒中片麻痺患者さんの歩行障害に対する運動療法は、
画一的に4点杖を用いた3動作継ぎ足歩行からスタートして
「杖・患側・健側」と号令をかけ、
まるで努力性の強い随意活動の一部のような方法で
練習をしているだけになってはいませんか?

実際の患者さんには高い潜在能力があるのにも関わらずです。
しかしそれを見極めるためには
療法士はいつどのような歩行練習を始めるかといった
症例に合わせた細やかなクリニカルリーズニング能力が要求されます。

正常な歩行運動のメカニズムは、
大脳皮質での運動プログラム作成から始まり、
脳幹網様体での運動前段階での姿勢制御「予期的姿勢制御」や
大脳基底核と視床での運動のコントロールが行われて歩き出します。

そして、一度歩き出したら、
中脳などにある歩行誘発中枢や
脊髄の歩行パターンジェネレーターの作用で、
自動的に振り子運動のように歩き続けることができます。

しかし脳卒中片麻痺になると、麻痺側の感覚が鈍くなり、
非麻痺側の過剰活動によって、健康な頃と比べて身体イメージが狂ってきます。

そして麻痺だけの問題でなく、
背骨や手足の筋肉のコンディションが悪化して
固く強張ってしまいます。

 

当日は実技を多く交えて
そのクリニカルリーズニングに必要な
姿勢制御機構と脳卒中片麻痺者への運動療法を
分かりやすく講義したいと思います。


 

プログラム


・背臥位で行う下肢の治療
・不活動によって弱化した筋のコンディションやアライメントを整える方法
・背臥位から側臥位への姿勢変換を使って歩行の要素を促通する方法
・側臥位で行う下肢の治療
・麻痺側下の側臥位で歩行に必要な麻痺側下肢の支持性を高める方法
・麻痺側が上になった側臥位で麻痺側遊脚期の運動を促通する方法
・坐位で行う下肢の治療
・歩行に必要な立ち直り反応を坐位での骨盤コントロールで促通する方法
・痙性によって引き込まれた麻痺側ハムストリングスの長さを作る方法
・立位で行う立脚期の準備
・歩行に必要な麻痺側立脚期の支持性を立位の中で作っていく方法
・立位で行う遊脚期の準備
・歩行に必要な麻痺側遊脚期の運動を促通する方法
・歩行のための非麻痺側の治療
・非麻痺側の過剰な反応をコントロールして楽に歩けるようにする方法
・足首と足指のモビライゼーション
・膝と股関節のモビライゼーション
・歩行の介助
・重度な片麻痺の方への最大介助による介助歩行の方法
・中等度な片麻痺の方への最小限介助による介助方法