若手セラピストのための循環器疾患のフィジカルアセスメント#627
木下 亮 先生
川崎幸病院 / 理学療法士 / 三学会合同呼吸療法認定士 / NST専門療法士 / 認定理学療法士(脳卒中/循環)
これからの医療では内部障害に対するアセスメントを理解する必要があります。
日本は世界の中でもトップを走る超高齢社会であり、
特に心疾患は死因の第2位を占め、その推移は指数関数的に増加傾向です。
今後高齢心不全患者が大幅に増加する“心不全パンデミック”が予想され、
莫大な医療費がかかるなど社会的な問題が起こる可能性が考えられます。
そんな現状に対してリハビリ職種に従事する以上は
心疾患のフィジカルアセスメントを理解できなければ臨床でリスク管理を行うことは困難です。
あなたはきちんとリスクを把握することができますか?
このエポックセミナーを受けると
運動生理学の基礎を理解することができます。
心不全について基礎から学ぶことができます。
心不全のフィジカルアセスメントを理解することができます。
運動療法を行う上で大切な知識を理解することができます。
心不全のリスク管理ができれば適切な運動を提供することができます。
リハビリテーションの主疾患でなくとも重複して心疾患を有していたり、隠れ心不全患者も少なくありません。
ですが、内部障害を学ぶ上で生理学や病理学などに障壁を感じ、苦手意識を持たれる方が多いのではないでしょうか?
また、循環器に精通したスタッフが少なく、医療機器が少ない環境下で働いている場合は、
患者をどう評価してアセスメントしていけばいいのか?と悩んでいませんか?
今回は、回復期や生活期・地域包括に勤めている方々など、
これから循環器領域を学びたいと考えている方や現在臨床で悩まれている方々に向けて、
心不全における評価やフィジカルアセスメントを中心に、基礎から噛み砕いてお話したいと思います。
プログラム
1. 運動生理学の基礎
異常を知る前に、まず正常とはなにか。人が生きていく上で必要な生理学的反応を理解する。
2. 心不全の基礎
言葉だけが独り歩きにならないよう、心不全の病態を理解する。
3. 心不全の評価・フィジカルアセスメント
一般的に推奨されている評価法はなにか、その意味とリスク管理を理解する。