高齢者に対するフレイル、循環器を主体にしたフィジカルアセスメントとその解釈#624
松尾 善美 先生
武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 教授 / 上級心臓リハビリテーション指導士
西村 真人 先生
中国労災病院 中央リハビリテーション部 部長 / 理学療法士
高齢者の治療には知ってて当たり前!?心疾患のリスクと対応策
心疾患を有した高齢患者が増加し、心臓リハビリテーションのニーズが高まっています。
この領域を専門としなくても病態や評価・介入方法に対する基本的な知識と
治療技術を習得しておくことが必要な時代であるといえるでしょう。
高齢者にとって、体がストレスに弱くなっている状態のことをフレイルと言いますが、早く介入をすれば元に戻る可能性があります。
高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。
フレイルの基準やフレイル状態になるとどのようなことが起きるかについてわかりやすくまとめます。
私も循環器疾患の状態把握は苦手でした
特に、患者数が急増している高齢心不全では他の複数疾患やサルコペニアを合併し、対応に苦慮されることが増えています。
だからこそ、心リハを専門とするセラピストだけではなく、
急性期、回復期、維持期のみならず、在宅まで活躍するセラピストに必須の知識であると断言できます。
本セミナーでは、心臓リハビリテーションを「これから実施する・実施したい」、「実施しているがよくわからない」といったビギナーを対象に明日から使える心臓リハビリテーションの知識・技術の習得を目的として、セミナーを実施します。
また、心疾患を合併している患者様のフィジカルアセスメントの評価方法についても学び、明日からの臨床であなたのリスク管理の視点が変わるようご講義いただきます。
プログラム
・フレイル、高齢心不全患者の現状とその問題点
・疾患・病態の理解―フレイル・心不全を主にしてー
・フレイルの評価
・循環器系理学的所見、検査・画像所見の基本
・リスク管理、運動療法の実際
・症例検討