脳卒中の歩行獲得に対する運動学習〜脳卒中当事者とのリハビリデモから学ぶ〜#617
生野 達也 先生
動きのコツ研究所 所長 / 理学療法士
脳卒中の歩行機能の治療で悩んでいませんか?
脳卒中片麻痺の歩行動作改善へ向けた臨床場面において、
「上手に歩行動作の誘導ができない」
「歩けるけれど自立に至らない」
といった問題が頻発します。このような現象は、当事者が運動学習できていないことを表しています。
あなたは同じように感じたことはありませんか?
前回も実際の患者様をお呼びしました。詳しくはこちら
このエポックセミナーを受けると・・・
・運動麻痺に伴う下肢や体幹の評価方法を学ぶことができます。
・運動麻痺の運動学習のポイントを学ぶことができます。
・脳卒中患者様を通じて治療デモを見て結果を確認することができます。
治療は「いつ・何を・どのように意識するか」が大切です。
解決の糸口は、
①「どのようなことを意識してもらうか」という注意の向け方
②「簡単な運動から学習してもらう」という運動の難易度設定
にあります。
歩行動作の獲得へ向けた、注意すべき体性感覚の種類や運動の難易度設定は、脳卒中片麻痺の当事者一人一人異なります。
セラピストの役割は、「いつ・何を・どのように意識するか」をオーダーメイドに見つけることにあります。
本セミナーでは、10種類の段階的な独自のワークを通じて、評価から介入までの実践力を身につけることができます。
評価のワークでは、視診や触診から「いつ・何の体性感覚に注意が向いていないか」を評価できるようになります。
また、介入のワークでは、上肢麻痺改善のために「どの姿勢で、いつ・どのように意識すれば良いか」を指導できるようになります。
後半には脳卒中当事者の方をお招きし、実際の上肢麻痺の運動学習場面のデモンストレーションを行います。
その場で、評価から介入までの臨床思考を細かく解説しながら進めます。
日頃、保険外リハビリ分野における臨床現場でどのようにクライアントと関わり、リハビリテーションを進めているかをリアルに見ることができます。
実技とリハビリデモを通じて、「自立に向けた歩行動作の獲得」のための指導方法を学びましょう。
プログラム
①脳卒中の歩行の運動学習のポイント
②評価のワーク
③介入のワーク
④脳卒中当事者とのリハビリデモ