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非特異的腰痛に対する理学療法 ―Classification(分類)に基づいた考え方と実践―#616

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三木 貴弘 先生

札幌円山整形外科病院 / 理学療法士

 

あなたは腰痛が出やすい姿勢や動作をきちんと評価できていますか?


リハビリテーション現場で多く遭遇する腰痛症に対して、レントゲン所見や病理所見の見当たらないケースがあると思います。

その場合、セラピスト自身で評価を行い、どのような治療を選択するかについて悩んでいる方は多いのではないかと思います。

脊柱のアライメントや筋のアンバランス、そして姿勢や動作観察、分析があなたはきちんと評価できていますでしょうか?

 

このエポックセミナーを受けると・・・

・腰痛治療の基礎的な評価、治療技術を学ぶことができます。
・腰痛の分類を適切に分けて理解することができます。
・筋、骨格系の触診技術が身につきます。
・臨床でよくみられる痛みに対する対処法を学ぶことができます

 

腰痛はセラピストが予防、治療すべき疾患です


非特異的腰痛は、腰痛の中でも85-90%を占めると言われており,手術適応ではありません。

それは理学療法士が中心になって評価、介入することが必須であり、理学療法士が主役となるべき疾患です。

 

その非特異的腰痛に対して,世界では日々研究が進められており、現在まで日本ではあまり知られていないことも含めて様々なことがわかってきています。

その中で世界において主流となっているのが、Classification=分類、です。

非特異的腰痛という大きなものをさらにサブグループ化し、それぞれにあった特異的な介入を行う、という考え方です。

今回の講義では、非特異的腰痛に対して,classificationの概要を紹介しつつ,非特異的腰痛をどのように考え、どのように介入したらよいのかの流れを提示します.

 

 

プログラム


午前

1.腰痛はなぜ難しいか?

 

2.腰痛を適応で分類する〜Red flags、特異的腰痛、非特異的腰痛の違い〜

理学療法適応外を見極める;Red Flagsの考え方

非特異的腰痛の定義,考え方

 

3.急性期腰痛と慢性期腰痛の違い〜痛みのメカニズムを中心に〜

生物―心理―社会モデルに基づいたPain Science

急性期の腰痛の痛みの原因

慢性期の腰痛の痛みの原因

急性期腰痛と慢性期腰痛の介入方向の違い

 

4.急性期腰痛のマネジメント

急性期腰痛に対する最新のエビデンス

スクリーニングツール使用のすすめ

最新エビデンスに基づいたマネジメント:2019年でスイスで行われる世界理学療法学会(WCPT)でのワークショップの最新知見を踏まえて

 

午後

1.非特異的腰痛のClassification(分類)とは?

なぜClassificationが有効か?

世界で使用されているClassificationの紹介

O’Sullivan Classification system(OCS)の紹介

 

    1. Classificationに必要な主観的評価・客観的評価(実技含む)



問診

神経学的検査

自動運動検査

他動運動検査

骨盤帯痛かどうかを見極めための検査

筋機能検査

モーターコントール検査

心理社会的因子の概要の説明と評価方法

 

3.OCSに基づいた実際のclassificationの進め方(実技含む)

屈曲型腰痛の概要

伸展型腰痛の概要

回旋型腰痛の概要

中枢性感作性腰痛の概要

骨盤帯痛の概要

心理社会的因子が強い腰痛の概要

 

4.Classificationに基づいたそれぞれの介入(実技含む)