セラピストのための嚥下の評価と誤嚥性肺炎に対するアプローチ#586
乾 亮介 先生
リハティスプラス 代表 / 理学療法士
嚥下機能の評価は理学療法士、作業療法士も対応できねばなりません
臨床の中で嚥下機能は言語聴覚士の方の分野と思われることが多いと思います。
しかしながら、理学療法士、作業療法士も注意を向けておかなければいけません。
誤嚥するということは、以下の問題が考えられます。
・食事姿勢
・嚥下機能の状態
・食事時の環境調整
・認知機能の状態
こうして問題点を列挙してみると、理学療法士、作業療法士の介入すべき余地が明確になりませんか?
これらはセラピストやコメディカルが一丸となって取り組んでいかなければならない問題です。
各セラピストが専門性を持って関わっていくことで高齢者の誤嚥性肺炎は防ぐことができるのです。
このエポックセミナーを受けると・・・
・誤嚥性肺炎について学ぶことができる
・嚥下の基礎解剖、運動学を学ぶことができます。
・呼吸器の状態について基礎解剖学、運動学的に学ぶことができます。
・誤嚥性肺炎に対する評価、治療について学ぶことができます。
・実技を通じて呼吸リハビリテーションを学ぶことができます。
誤嚥性肺炎は早期の肺内のクリーニングが必要です。
高齢者の方の状態悪化は誤嚥性肺炎に伴う高熱が蔓延化し、
長期臥床が続くことによるところが大きいと考えます。
セラピストには体位排痰や呼吸機能のサポートによって肺内をクリーンに保つことが要求されます。
早期のクリーニング、発熱の予防は、薬剤によって落ち着くのを待つのではなく、
セラピストとしてもアプローチしていかなければいけません。
本セミナーでは3月に開催した嚥下機能の評価を元に、呼吸における基礎医学の補完をするとともに、
誤嚥性肺炎に対応できる呼吸リハビリテーションについて呼吸理学療法を活用し
評価と治療技術について講義と実習を行います。
プログラム
・摂食嚥下リハビリテーションとは
・誤嚥性肺炎について
・嚥下の基礎解剖、運動学
・嚥下評価について
・呼吸器合併症の予防と対処について
・摂食嚥下障害のための姿勢調整
・呼吸理学療法について