パーキンソン病に対するリハビリテーション#569
小西 健一郎 先生
JBITA認定 ボバース・セラピスト / LSVT global認定 LSVT Big セラピスト(パーキンソン病の運動療法) / 日本理学療法士協会認定理学療法士(介護予防)
病気の成り立ちから基本動作まで病気の特徴と病期に応じたアプローチ法をお伝えします。
人口の高齢化に伴いパーキンソン病の患者さんは増加しています。
皆さんの周りにも肘や膝が曲がり、背中を丸めてとぼとぼと歩いているお年寄りの姿を見かけることが多くなってはいませんか。
大腿骨頚部骨折の方が実はパーキンソン病を基礎疾患としてお持ちだったりすることも増えているのではないでしょうか。
このエポックセミナーを受けると・・・
・パーキンソン病の成り立ちと病態について学ぶことができます。
・特徴的な能力低下や運動症状と非運動症状について学ぶことができます。
・パーキンソン病の治療のための諸原則を知ることができます。
・日本の高齢パーキンソン病の方の特徴と効果的な運動療法について学ぶことができます。
・一つ一つの症状に対する運動療法を知ることができます。
パーキンソン病の知識はこれからの時代に必要になります。
パーキンソン病の有病率は人口10万人あたり100~150人といわれてますが、特に65歳以上では人口10万人あたり200人以上と推計されています。
ほぼすべての研究で高齢になるほど有病率は高くなり、発症率も60から70代が最も高いとされています。
ドーパミンニューロンは10歳年を取るごとに平均10%程度が死滅します
8割減、つまり正常の20%位にドーパミンニューロンが減ってしまうと症状が出ます。
20歳を100%として100歳になると私たち全員がパーキンソン病になる計算です。
つまり、人口の高齢化に伴いパーキンソン病の患者さんはますます増加していきます。
これからのセラピストにはパーキンソン病者に対するリハビリテーションもしっかりと行える事が求められます。
このセミナーでは神経内科のリハビリテーション・クリニックに勤務して20年にわたりパーキンソン病の方にリハビリテーションを提供してきた講師が蓄積してきたノウハウを
座学と豊富な実技で受講生の方にお伝えします。
プログラム
パーキンソン病とは
パーキンソン病の成り立ちと病態
ドーパミンについて
特徴的な能力低下
運動症状と非運動症状
治療のための諸原則
Hoehn & Yahrのステージごとの治療目標
LSVT Bigについて
日本の高齢PD者の特徴と効果的な運動療法
一つ一つの症状に対する運動療法
立ち上れない・最初の一歩が出ない・止まれない等々