骨盤帯のゆがみに伴う姿勢の崩れと痛みの治療方法#542
飯塚 優太 先生
大串仁愛整形外科 / 理学療法士
仙腸関節の崩れに伴う姿勢の変化を捉えていますか?
外来では、腰痛、仙腸関節痛、股関節痛、坐骨神経痛など様々な痛みを抱えている患者さんがいます。
外来整形外科では20分で結果を出さなければいけません。臨床では短時間で正確に使える評価アプローチが必要です。
そんな時、皆さんはどのように骨盤帯を評価又はアプローチしますか?
例えば、梨状筋症候群の患者さんのリハビリテーションで、梨状筋をマッサージして、また戻ってしまう患者さんに対して
骨盤アライメントは評価していますか?
骨盤のアライメントを見てみると前傾位。前傾位であると、梨状筋の作用が外転作用となり、梨状筋のスパズムが高なり、坐骨神経痛を引き起こしやすくなります。
その場合、骨盤前傾位を修正しなければ、梨状筋症候群は治りません。
前傾位を修正するためには、徒手療法とエクササイズが必要になります。
病態把握
↓
痛みを引き起こしている組織に対して徒手療法
↓
アライメント修正
↓
エクササイズ
つまり、マッサージだけではなく、骨盤のアライメント修正とそのトレーニングも必要になります。
このセミナーでは、実技を多く取り入れ、ケーススタディ取り入れるので、明日のリハビリテーションで使える内容となっています。
こんな方におすすめのセミナー
・若手セラピスト向け
・腰痛、坐骨神経痛、仙腸関節痛などの治療の幅を広げたい
・骨盤アライメントの見方がわからない
・骨盤と全身の関係を知りたい
・骨盤帯の運動療法を知りたい
プログラム
・骨盤の基礎的な解剖と運動学
骨盤の役割について
仙腸関節の動き
・骨盤と全身の関係性
仙腸関節の力の伝達
・骨盤帯の評価
前傾位?後傾位?
ASLRとRSLRの見方
・骨盤周囲の筋のリリース方法
殿筋群、外旋筋群など
・骨盤帯の運動療法
ドローイン、ブリッジエクササイズなど
スタビリティを向上させる運動療法とセルフエクササイズ
・ケーススタディ
実際の症例に対しての評価、アプローチ方法