前庭リハビリテーション~めまい、バランス障害に対するアプローチ~#535
松村 将司 先生
杏林大学保健学部理学療法学科 助教 / PT、Ph.D(理学療法学) / 整形徒手理学療法士(OMPT) / 認定理学療法士(徒手) / GPTH.O.I.(Golf Physio Therapist Official Instructor)
バランス障害を起こす前庭系を論理的に理解する事ができます。
私はめまいでかなり苦しんだ経験を持っています。
皆さんは、めまいを訴えている方に対してどのように対応していますか?
「ちょっと様子見て、悪くなるようなら医師に相談しましょう」
「首の凝りからきていると思うので、ほぐしてみましょうか」
こんな対応をしている方も少なくないと思います。
はたしてそれで解決できていますか?
めまいの原因はなんだったのでしょう?
めまいに対するリハビリテーションは大きく2つに分かれます。
A:頭位性のめまいに対するもの
B:内耳疾患後や中枢性疾患後、加齢変化によるめまいに対するもの
この講習会では、これらについて講義と実技を通して実践できるようになっていただきます。
めまいで苦しんだ私だからこそ伝えられる『当事者の気持ち』。
耳鼻科クリニックでめまい専門医とともに働いている実経験。
リハビリテーション現場でよく訴えられる「めまい」で苦しむと、どんな感覚になるのか、耳鼻科での実際はどうなのかも含めながらお伝えします。
その他、私が実際に経験し“めまい”が改善した症例も合わせてご紹介させて頂きます。
世の中にはめまいで苦しんでいる人がたくさんいます。
私の目標は「一人でも多くのめまいで困っている方を助ける」ことです。
是非、めまいに有効な理学療法を一緒に学びましょう!
本講習会の目標
・めまいを無視しないセラピストになる!
・めまいに対してアプローチできるセラピストになる!
・めまいで困っている人を助けられるセラピストになる!
・バランス障害に対して前庭を意識した運動プログラムをたてられるようになる!
プログラム
1.めまいの基礎と種類
2.良性発作性頭位めまい症の鑑別方法と理学療法
3.頸椎のRed flags、頸椎のSecurity test、平衡機能検査
4.内耳疾患後や中枢性疾患後、加齢による“めまい”、“ふらつき”などバランス障害に対する理学療法