2018年2月4日
肩関節の触診技術と拘縮の評価・治療#418
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猪田 茂生 先生
伊賀市立上野総合市民病院 リハビリテーション課 理学療法士 整形外科リハビリテーション学会 認定指導員A
肩の痛みや拘縮治療には、触診技術の研鑽が必須です。
上腕骨近位端骨折や肩関節周囲炎などに付随して起こりうる肩関節可動域制限は、私達がよく遭遇する機能障害の1つです。
改善のためのリハビリテーション技術は数多く存在し、それぞれが理論に基づく素晴らしいリハビリテーション方法です。
しかし、これらの治療方法で結果を出すには1つ大事な条件があります。
可動域制限の原因となる病態のある部位に対して、正確に触診し、治療するということです。
言葉にすると当たり前のことのように感じますが、実際にやってみると「できているつもり」になっていることも少なくありません。
関節可動域制限の原因を見つけて改善するためには、可動域や症状の把握をした後、正常な運動軌跡での関節可動域・症状変化、圧痛所見、制限と同時に緊張する組織、起始・停止を近づけた位置での筋緊張、徒手的伸張・弛緩操作による可動域や症状の変化、各組織の柔軟性、運動療法による可動域および動作能力の変化など多くの確認が必要となり、そのほとんどが正確な触診・関節操作技術があって初めてできるものだと言えます。
このリハビリテーションセミナーでは、肩関節拘縮の評価・治療につながる触診技術の習得を目標としています。
骨指標を確認後、機能解剖に基づいて伸張・弛緩・収縮などの操作をしながら周辺組織の触診をしていきます。
触診技術を活かして実際どのような評価・治療を行ったのかを紹介したいと思います。
何事も技術の習得には多くの練習が必要です。
本を読んで練習することもできますが、触れ方のコツを学び、正しく触れているかの確認をしながら練習すれば、何が必要かが見えてくるのではないでしょうか。
プログラム
1.肩関節における骨指標の触診
2.正常な運動軌跡での肩関節操作
3.肩関節拘縮の治療対象になりやすい組織の触診
4.肩関節拘縮における制限因子の推察手順
5.症例紹介
