慢性心不全の病態把握と包括的リハビリテーション〜緊急事態における心肺蘇生のすすめ〜#38
真鍋 周志 先生
理学療法士 / 呼吸療法認定士 / 認定理学療法士(呼吸、循環器) / 心臓リハビリテーション指導士
【内容】
13:30〜16:30
【慢性心不全の病態把握と包括的リハビリテーション】真鍋 周志 先生
高齢化社会の到来とともに心不全患者は年々増加し続けており、今後もその傾向はしばらく続くとされています。2006年の診療報酬改定により慢性心不全が心リハの適応となりその注目も高まっています。
今回のセミナーでは
●心不全の病態生理
●心不全の薬物療法
●心不全患者への運動療法
●包括的リハビリテーション
についてお話します。
病態を把握し、適切な運動療法を行うために必要な知識を基本から丁寧にお話したいと思います。
また、心不全患者には包括的なケアが欠かせません。運動療法以外にも我々が知っておくべきこともお話しようと思います。
16:30〜19:30
【心肺蘇生のすすめ】井村 智弘 先生
我々が運動療法を実施していく中でのリスク管理は必ず必要となってきます。その中で最も危惧すべきは心肺停止です。もしその現場に居合わせたら、あなたは適切な救命処置ができますか?
全国では年間6万人の方が心臓突然死でお亡くなりになっています。心肺蘇生法の国際ガイドラインも2000年から5年毎に改定され、その救命処置法も少しずつ変化しています。
今回はその最新ガイドラインに沿った実習を含めるとともに、その周辺知識についても学んでいきます。心肺停止に陥ると、全国平均として目撃されたケースでは1ヶ月後の生存率は約10%、社会復帰率は6%です。AEDで社会復帰されたケースについても学びます。
●心肺停止者の現状
●心肺停止の主な原因
●AEDについて
●蘇生成功例の紹介
●救命のための重要事項
●心肺停止の予防
●国際ガイドラインについて
●インストラクターになるためには
●その他
メッセージビデオを含めて映像多数あり、実習は全国PUSH運動に沿って、簡易装置を用いて行う予定です。この講習会を基に本格的な講習会やインストラクターを目指していただきたいと思います。
※二部は実技中心となります。
動きやすい服装にて起こしください。