筋膜に対する徒手理学療法~筋膜マニピュレーションを中心に~#354
竹井 仁 先生
首都大学東京健康福祉学部 理学療法学 教授
【世界一受けたい授業!竹井仁先生による徒手療法セミナーが再来!!】
全身を繋いでいると言っても過言ではない筋膜について、あなたはどれくらい理解しているでしょうか?
筋膜とは浅筋膜・深筋膜・筋を薄く覆う筋外膜・筋束を包む筋周膜・筋線維を包む筋内膜からなります。
筋外膜からは一部の筋線維が深筋膜に入り込み、深筋膜は関節を越えて広い範囲で全身を包みます。
深筋膜は筋膜配列・筋膜対角線・筋膜螺旋によって、14通りのつながりで体全体を覆っています。
この連続した筋膜の繋がりが、身体の運動連鎖や、関連痛といった身体の痛みに大きく関わってきます。
このことから、筋膜性腰痛や肩こりのように、一見痛みの出ている部分と全く関係のない部分が責任病巣(問題点)であることもあるのです。
本リハビリテーションセミナーは、昨年募集開始からわずか1.5ヶ月で満員御礼となった首都大学の竹井仁先生にお越しいただき、
最新の知見を交えた筋膜に対する徒手療法についてご講義いただきます。
時間があればリハビリテーションセミナー中に受講生様の中で痛みのある方を選別し、実際の治療デモンストレーションも行って頂く予定です。
興味がある方はぜひともご参加をお待ちしております。
概要
徒手理学療法の中でも、筋・筋膜に対するアプローチを中心に解説する。
講義の流れは、まず筋膜の解剖・生理について概説する。
次に治療アプローチとして、筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation)の評価と治療を概説する。
さらに、参加者の中で、実際に痛みのある人の評価から治療のデモンストレーションを実践する。
治療後には、痛みが軽減し、筋出力と可動域の向上、運動パフォーマンスの改善がみられることを確認していただきたい。
ご協力いただける参加者は肌を露出できる服装を用意していただきたい。
※本リハビリテーションセミナーは座学が中心となりますが、一部デモンストレーションを含みます。
