【2days】在宅・訪問分野における運動療法の考え方について#855
真鍋 周志 先生
理学療法士 / 呼吸療法認定士 / 認定理学療法士(呼吸、循環器) / 心臓リハビリテーション指導士
在宅リハビリで運動負荷量に悩んでいませんか?
心リハと聞くと病院でエルゴメーターを使用したり、最大酸素摂取量を測定したり
段差昇降練習をして心電図を測定したりというイメージがありませんか?
じゃあ地域に出てしまうと心不全患者様のリハビリはどうすればいいのか?
そんな疑問が頭をよぎります。
・どれだけ負荷をかけていいかわからない
・心停止するリスクが少しでもあるのならあまり運動させたくない
・そもそもどのように関わっていけばいいかわからない
そのような不安はあなたはありませんか?
本セミナーでは在宅でのリハビリについて、運動療法をどのように調整すればいいかを
詳しくお話しいただきます。
地域・在宅での心臓リハビリテーションにおける運動負荷量を考える
『心臓リハビリテーションというと病院で行うもの』
そんなイメージはないでしょうか?
心筋梗塞や心不全などの、循環器疾患の患者さんに対する入院期の心臓リハビリテーションは
昔に比べてもだいぶ普及してきています。
しかし、昨今の医療情勢により在院日数はどんどん短くなっています。
急性心筋梗塞でも1週間で退院することもあるくらいです。
その短くなった入院期間だけで心臓リハビリテーションが完結するかというと、答えはNOです。
つまり、退院後の心臓リハビリテーションが重要視されています。
退院後の心臓リハビリテーションというと外来での心臓リハビリテーションです。
しかし、外来には期限がありますし、様々な理由から外来通院ができない方は地域には大勢おられます。
諸外国では地域での心臓リハビリテーションも普及しているようですが、
日本ではまだモデルケースと言えるほどのものはなさそうです。
今回は、こういう方に対してどのように心臓リハビリテーションを提供していくか
どのように運動負荷量を調整していくかを考えてみたいと思います。
心臓リハビリテーション=運動、ではありません
心臓リハビリテーションと言うと、特にセラピストは運動を思い浮かべると思います。
心臓リハビリテーションの中に運動療法は含まれますが、
運動療法が心臓リハビリテーションではありません。
心臓リハビリテーションの一部なんです。
ここは大事なところなのでおさえておいてください。
この理解を元に考えると、今回お話するテーマは運動療法です。
『心臓が悪いから安静にしないといけない』
医療職の中ではこの考えが正しくないことは理解されてきていますが、一般の方々にはまだまだ認知されていません。
どうしても、無理をしてはいけない、あまり動いてはいけない、そう考えている方が多いのは事実です。
現在の心臓リハビリテーションの考え方として、運動療法は疾病管理(Desease Management)に不可欠なんです。
つまり、薬を飲むのと同じくらい当たり前に運動療法をするべきなんです。
しかし、薬は出されたものを飲むだけでいいけど、運動はそうはいきません。
めんどくさい、しんどいなどネガティブなイメージもあります。
何より、
『どれくらい運動して良いのか分からない』
という現実があります。
そこで、在宅に関わる医療職の皆さんが適切な負荷の運動を提供してあげて欲しいのです。
そのために必要な知識とスキルを本日はお届けしたいと思います。
プログラム
・心臓リハビリテーションの現状
・地域・在宅での運動療法の考え方
・地域・在宅での運動療法のリスク管理
・地域・在宅での運動療法の運動処方