2016年11月27日

運動制御に基づいた体幹へのアプローチ#287

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小滝 昌彦 先生

からだコンディショニングルームPNF研究所西宮 所長 / 理学療法士

「動き」と「安定」相反する役割を両方獲得するために


日常生活動作を獲得していく中で、体幹の機能は重要なポイントになることを理解しているセラピストは多いと思います。

しかし、体幹(脊柱)機能とは何なのか?
どのような機能を獲得することが必要なのか?
あなたは根拠を持って説明ができますか?

体幹はStability(安定性)を求め過ぎるとActivity(動き)に連動させることが難しくなっていきます。
Activity(動き)にポイントを置くとStability(安定性)を求めにくくなります。

この相反する役割をいかに高め合えるのか。
そして、これらの役割は、同時に獲得していく必要があります。

獲得するにはどのような評価が、治療技術が必要なのか?

本リハビリテーションセミナーでは、体幹機能を根拠を持って評価・治療する思考プロセスを学び、
高レベルの体幹制御が求められる動作に繋げるために必要な評価、治療技術の習得を目的に、小滝先生にご講演いただきます。

【概要】


これまでの体幹へのアプローチシリーズではあくまでActivityにこだわり、動作に繋がるための方法論を中心に展開してきましたが、今回は少し視点を変えて、どうやって脊柱を制御させるかという視点で挑んでみたいと思います。

脊柱の機能とはどのようなものでしょうか?

体幹そのものや四肢の運動の起点としての安定性を確保しながらも、Activityの中では十分な可動性が必要です。

この相反する脊柱の機能を獲得するためには、可動域を拡げる、ローカルマッスルを強化するという安易なプログラムでは達成できず、表在感覚や固有感覚からのフィードバックにより運動学習を促すことが重要となります。

問題はこれをどうやって行うか。さらに脊柱とは切り離せない胸郭(肋骨)と骨盤の連携性を考えていくことで、整形、中枢疾患はもちろんトップアスリートのコンディショニングまで応用が可能と考えています。

今回も技術論にこだわって理論を技術に変換するためのアイデアをたくさん紹介していきたいと思います。

【プログラム】


・脊柱・体幹の機能解剖とその評価
・呼吸を利用した脊柱コントロール
・多裂筋の活動を誘発する
・脊柱の可動域を拡げる
・腰椎のstabilityを獲得する
・胸郭と骨盤の連携性を強化する