脳血管障害の基本動作に対する治療アプローチ#248
弓岡 光徳 先生
大阪人間科学大学 理学療法学科 教授 / 理学療法士
臥位・座位から歩行へ。支持基底面の広い臥位・座位から見た歩行の問題点とは?
脳血管障害に対する評価治療について、起居動作の評価はとても重要だと言われます。
実際どのように評価すべきか、そしてそれぞれの問題点が歩行動作の際にどのように影響するのでしょうか。
そして臥位・座位姿勢の何を変えなければいけないのかが理解できていますか?
歩行動作に対してアプローチするためには、それまでの過程における問題点を一つ一つ明確にし、つなげて考えていく必要があります。
本リハビリテーションセミナーでは基本動作の基礎を徹底的に学びます。
その上で、基本動作から歩行動作の治療過程について一連の流れを学び、いかに床上動作が大切かを理解していただきます。
本リハビリテーションセミナー講師の弓岡先生は、大阪人間科学大学で教鞭をとられている傍ら、基本動作の評価と治療アプローチについての執筆活動などでご活躍中です。
ぜひ脳血管障害に対する基本動作を評価する方法や治療について基本に立ち返って学んでみてください。
概要
このセミナーでは、脳卒中片麻痺患者を想定した治療法について解説する。
具体的には、【臥位でのアプローチ】として、重力との関係による筋活動の活性化を目的として、寝返り、起き上がり、を行い、立位、歩行へつなげる準備を行う。
ここでは、「テンタクル活動」「ブリッジ活動」「ブリッジーテンタクル活動」について理解する。
また、「座位へのアプローチ」「立ち上がりへのアプローチ」「立位へのアプローチ」を通じて、歩行の準備を行い、「歩行へのアプローチ」で、歩行機能自体の向上を目指す。
ここでは、「フォースカップル(偶力)」について理解する。全体を通して、それぞれの姿勢での治療がそれぞれ関連を持っていて、最終的に歩行につながることを理解できるセミナー構成としたい。
