Activityに繋げるための体幹トレーニング#216
小滝 昌彦 先生
からだコンディショニングルームPNF研究所西宮 所長 / 理学療法士
動作の中の体幹の役割とは?
体幹の役割はとても重要であると認識しているセラピストは多いと思います。
しかし、体幹の治療をする際に、その治療方法は運動学的・解剖学的に
根拠を持ったアプローチができているでしょうか?
たとえばhip up動作1つとっても、膝・股関節の屈曲角度・外転角度を変えるだけで、
筋の働く場所、収縮様式、負荷量は容易に変えることが出来ます。
座位でのアプローチも、上肢の重みや座面の高さ一つ変えるだけで治療効果は変わります。
動作の中でも立位・歩行動作のように、重心の位置関係、支持基底面の変化に伴って
筋緊張のコントロールが難しくなる動作になればなるほど、体幹の役割は重要になります。
本セミナーでは、体幹機能を根拠を持って評価・治療する思考プロセスを学び、
高レベルの制御が求められる立位・歩行時の体幹制御に繋げるために必要な臥位から坐位にかけての評価、治療技術の習得を目的にしています。
概要
体幹へのアプローチをActivityに繋げるためには機能解剖から姿勢制御に至るまで幅広い視野での知識を得ることはもちろんですが、臨床家はこれらを目の前にいる一人一人の患者に適応するために技術を統合していくことが重要になります。
いわゆるHow toものではなく、考える力を身につける研修会にしたいと思います。
本セミナーでは体幹機能の機能解剖学と共に、姿勢制御のメカニズムからアプローチをお伝え致します。
プログラム
1.そもそも体幹機能とはなんなのか?
機能解剖から考える体幹機能
運動制御から考える体幹機能
2.体幹機能を向上させるには?
臥位でのアプローチをActivityに繋げるためのアイデアと工夫
座位でアプローチ
四肢と体幹の連携・連結を強化する
Activityの中で行う体幹へのアプローチ
