回復期リハスタッフのための呼吸器系の病態把握とリスク管理
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講師:堀越 一孝 先生
湘南藤沢徳洲会病院 / 理学療法士
3学会合同呼吸療法認定士
※アーカイブ動画にて見逃し視聴が可能です。当日ご参加ができない場合もご安心ください。
回復期リハでは、脳血管疾患や運動器疾患を担当することが多いのになぜ呼吸を診るの?
呼吸器系のリスク管理は必要なの?
ずばり、必要です。
では、脳卒中はどのようなリスクで起こりうるのか?
その要因には
- 高血圧
- 高脂血症
- 不整脈
- 心疾患
- 糖尿病
- COPD
など様々な原疾患が潜んでいることがほとんどです。
今後進行してくる高齢化社会によって、
重複障害の患者様が増加し続けています。
運動器疾患の方でも、心疾患や呼吸器疾患を既往にもつ方は多いと思います。
心疾患を合併している場合には、呼吸器にも影響を及ぼす可能性も高くなります。
脳卒中片麻痺で呼吸筋に影響をすることもあります。嚥下機能にも影響することもあります。誤嚥をしてしまう方もいます。
何気なくリハビリをしている目の前にいる患者様の呼吸に本当に問題はないでしょうか?
運動療法で運動負荷を積極的にかけるなら呼吸の知識は必要です
さらに、回復期リハにおいて積極的なリハビリ介入をしていきたいと考えませんか?
積極的なリハビリ・・・
積極的な歩行練習やADL/IADL練習をするということ・・・
つまり運動負荷をかける、ということです。
リハビリの介入中に、息切れや呼吸困難感があるとしたら・・・
それがあらわす意味は何なのか?
そもそも、運動負荷とは何でしょうか?
その答えは、ヒトが活動するための運動生理学の知識が必須となります。
運動生理学の理解には運動と循環、そして呼吸の知識が必要となります。
そして、これらの理解が運動負荷をかける際のリスク管理となるのです。
リハ介入中に低酸素血症になっているとしたらどのようなリスクがあるのか?
低酸素血症はどのような原因で起こるのか?
そして、どこまでリハビリを進めて大丈夫なのか?
これらの疑問に対して、呼吸の解剖生理学と運動生理学から病態を把握することで解決することができます。
呼吸を診る意味がここにあります。
呼吸を診ながら、皆さんの臨床を一歩深くしていきませんか?
また、本プログラムでは、呼吸器疾患と関連のある病態についても最新の知見をご紹介していきたいと思います。
オンラインセミナーのプログラム
- 呼吸とは何か?
- なぜ、呼吸を診ることが大切なのか?
- 低酸素血症とは何か?
- 低酸素血症を引き起こす原因
- 低酸素血症を見逃すと何がこわい?
- 呼吸の運動生理学
- 運動生理学における骨格筋
- 息切れと呼吸困難感
- 呼吸器に問題がある場合に考えるべきこと
- リハビリ中の呼吸におけるリスク管理とその評価
- 脳卒中と呼吸器疾患
- 高次脳機能と呼吸器疾患 最近の知見
エポックセミナー過去受講生様の声をご紹介
- 質問を共有できた点は良かったと思った。
- とても分かりやすい内容でした。ありがとうございました。
- 呼吸リハについてほとんど知識がなかったですが、今回聞いた内容を実践してみようと思いました。
- 生理・解剖学的なところから病態の説明をしていただき、とても分かりやすかったです。
- 拡散や肺胞低換気の所などを模式的に説明して下さり、とてもわかりやすかったです。教科書を何度読んでも分からなかったところがいろいろ理解できました。PAO2等の計算式の所をもう少しゆっくりやって頂けるとありがたかったです。今日は本当にありがとうございました。
- 治療方法の勉強会を引き続きお願いします。
- 基本的な部分から教えて頂きとても勉強になりました。どうもありがとうございました。
- スライドが見やすく頭に入りやすかった。実技も多くて良かった。
- 呼吸器の解剖・生理は分かりやすく、知識の整理が出来た。実技もポイントがしっかりして理解しやすく質問にも答えて頂けて助かりました。
- 基本的な排痰手技が学べて良かった。痰絡みの音(雑音)の聴診も学べたらさらに良かった。
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