医療従事者のための臨床研究入門|一括申込

講師:鈴木 雄太 先生
九州栄養福祉大学 リハビリテーション学部
理学療法学科 助教
/ PT, PhD, JSPO-AT
※アーカイブ動画にて見逃し視聴が可能です。当日ご参加ができない場合もご安心ください。
EBP(Evidence Based Practice:科学的根拠に基づく臨床)という言葉は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士なら誰しも耳にしたことがあると思います。
リハビリテーションの分野におけるEBPを展開するためには、エビデンスの構築のための臨床研究の積み重ねが重要です。
学校での卒業研究依頼研究をしたことがない、という臨床家の理学療法士や作業療法士は多いと思います。
『研究』という言葉を聞くと
“難しそう…”
“自分にはできない…”
そう感じる方も多いのではないでしょうか?
ですがこのセミナーを受講すれば
- 研究とは何なのか?
- 研究論文の読み方
- 研究論文の考え方
が身につきます。
もし論文の読み方がわからないという方はこのセミナーで解決できるかもしれません。
研究論文を読むスキル、考えるスキルが身につきます
実は、臨床での思考過程において研究的な視点は非常に重要なのです。
極端に言えば、臨床研究はしていなくても、その視点や考え方は理解しておくことが質の高いセラピストの条件とも言えると考えます。
今回、臨床研究の初学者のために4日に渡って合計6時間のセミナーを開催することになりました。
- とにかく研究は苦手でやりたくない、けど勉強しないといけない
- 臨床研究に興味はあるけど周りに相談できる先輩もいない
- 臨床研究を始めてみたけど、やり方があってるのか不安だ
このような方は当セミナーを受講することで悩みを解決し臨床研究に楽しく取り組むこと
ができるようになるでしょう。
- 原著論文を批判的に読むことができるようになる
- 科学的な視点でリハビリテーションを見ることができるようになる
- データを集めて臨床研究ができるようになる
このようなセラピストを目指しているのであれば、当セミナーはあなたの力になります。
臨床も研究もこなし、学会発表や論文執筆をしている憧れの先輩に一歩近づきませんか?
理学療法士・作業療法士が臨床研究を学ぶ上で重要な4つのステップ
臨床研究を行うために、必要なスキルが4つあります。
それは
- 論文を読むスキル
- 臨床の疑問を研究に変換するスキル
- リサーチクエスチョンから研究デザインを考えるスキル
- 研究結果を科学的に解析するスキル
の4つになります。
この内容について今日は少しご紹介させていただきます。
論文を読むスキル
どんな研究であれ、あなたが世界で初めて行う研究はほぼありません。
長い歴史の中で、あなたと同じ疑問を抱き臨床研究を行った偉大な先輩がいるものです。
まずは、その先輩の論文をきちんと読みましょう。
そのためには、論文を探すスキルと管理するスキルが必要です。
論文を探すにはコツがいります、また、論文の数が多くなると管理も大変になります。
検索~読む~管理までのスキルを鈴木先生の実体験を元にご講義頂きます。
臨床の疑問を研究に変換するスキル
日頃の臨床で、様々な疑問が思い浮かぶと思います。
クリニカルクエスチョンと言いますが、なるべくメモに残しておきましょう。
その疑問を解決することがあなたにとって最良の勉強になります。
中にはそう簡単に解決することができないテーマもあるでしょう。
- 先行研究を調べてみてもイマイチハッキリしない
- あまり研究されていない(=データが少ない)
など、理由は様々です。
そういう時に、あなたの研究テーマにするのです。
リサーチクエスチョンと言います。
特別な作業ではありませんが、日頃からその意識をしておくことが大切です。
リサーチクエスチョンから研究デザインを考えるスキル
リサーチクエスチョンによって好ましい研究デザインがあります。
要は研究計画をたてるわけですね。
ここにきて1から計画するのではなく、すでにアウトラインはできていると思います。
それらを実際に研究できるレベルまで組み立てる感覚です。
研究デザインを理解し、質の高い研究を行いましょう。
研究結果を科学的に解析するスキル
研究結果を統計学的に解析しないといけないというルールはありません。
しかし、科学的に考えるためには統計学的解析が必須です。
苦手意識が強いと思いますが、解析するだけならある程度システマティックに可能です。
最初から複雑な統計解析はしない方が良いでしょう、基本的な統計解析の手法を学びましょう。
これら4つのスキルについて本シリーズセミナーではご講義頂きます。
講師の鈴木先生は、スポーツ現場でのアスレティックトレーナーとしての活動や、
整形外科外来、回復期リハビリテーション病棟での勤務経験から、
スポーツ選手~高齢者までの幅広い方々を対象に、自身の臨床疑問をもとに臨床研究を展開されています.
英語論文の執筆歴もあり、まさに臨床も研究も両立しているスペシャリストです。
今回のセミナーでは4日間に渡り、
論文の検索方法や読み方・まとめ方、臨床研究の進め方、統計学の基礎などについて、
鈴木先生がこれまで実際に行なわれてきた研究を例示しながら講義して頂きます。
オンラインセミナーのプログラム
〜論文の探し方,読み方,まとめ方〜
- 文献検索のデータベースと効率的な検索方法
- 論文のどこをどう読むか
- 論文を読むために必要な研究デザインと統計解析の基礎
- 英語論文を日本語で読むための方法
- 文献の管理方法
〜症例報告からはじめよう|臨床研究のはじめ方〜
- 臨床研究とは
- 症例報告こそ臨床研究への第一歩
- クリニカルクエスチョンからリサーチクエスチョンを考える
- 理学療法ガイドラインの話題
〜研究デザインと研究計画|臨床研究のための設計図をつくる〜
- ・主要な研究方法の概要と研究例
ケースシリーズ研究,観察研究,介入研究 - ・リサーチクエスチョンから研究デザインを立案する
- ・研究対象,アウトカムの選択とバイアス
〜臨床研究に必要な統計学の基礎〜
- 統計学的有意差とは
- データの傾向や性質を知る
データの尺度(質的変数,量的変数),平均,分散,標準偏差,正規分布 - 統計手法の概要と選択
2群比較(t検定,対応のあるt検定,カイ2乗検定,Fisherの正確検定)
3群以上の比較(一元配置分散分析,反復測定分散分析)
相関分析,回帰分析,95%信頼区間,効果量 - 統計ソフトを用いた解析と実際
鈴木先生から一言
『日々の臨床に研究的な視点を取り入れることで,「経験×エビデンス」の効果的な治療が展開できます.皆様の臨床研究を前に進めるきっかけを作れればと思います!』
エポックセミナーの受講をお悩みの方へ
コロナ禍以降、オンラインセミナーを行うことで、夜の隙間時間を利用した学習が可能になりました。
またオンラインセミナーを利用することで、地域格差を無くすことができ、
何より会場に足を運ばなくてもいいというメリットもあります。
いつでもどこでも誰でも鈴木先生の講習会を受講することができる
これがオンラインセミナーのメリットです。
確かに対面でお話ができないことで、雰囲気がわかりにくいということはあるかもしれませんが、
それ以上に、いつでも気軽に学べるのがオンラインセミナーの魅力です。
ぜひご参加のご検討をお待ちしております。
オンラインセミナーのお申込みの注意点
ZOOMを用いたオンラインセミナーで行うため、時間の余裕がない方でも
お手元のスマートフォンやパソコンを使って受講できます。
オンラインセミナーお申し込みから受講までの流れについて
- お申込みの際はパソコンメールからお申込みをくださいますようお願いいたします。※招待コード、ID資料を添付します
- 専用フォームからお申し込み後、弊社から申し込み完了メールが届きますのでご確認ください。
- お申し込みが完了しましたら、セミナー当日の朝9:00に弊社からメールが届きます。
メールには
- ZOOMの招待URL
- ミーティングID
- 資料
を添付しております。
※資料ダウンロード期限は1週間です。
当日参加できない場合においても、資料の再配布は致しませんのでメールからダウンロードをしていただきますようお願いします。
オンラインセミナーのお申込みの注意点
お申し込みについては開催日前日の23:59までにお申し込みをお願いいたします。
もし上記時間以降にお申込みをいただいた場合はこちらからの当日ログイン情報が届くのが遅れる場合があります。
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アーカイブ動画はセミナー終了後1週間以内に
視聴用URLを添付したメールを皆様に配信させていただきます。
領収書をご希望の方へ
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なお、領収書の再発行は致しかねますので、お名前お間違いないようお願い申し上げます。